半世紀ぶりの日本戦闘艦!「空母みたいな護衛艦」ニュージーランドに寄港 50年前に訪問した海自艦とは?
練習艦「かしま」が30年前に訪問しているんですけどね。
52年前に護衛艦「きくづき」が遠洋練習航海で寄港
在ニュージーランド日本国大使館は2025年8月8日、海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いせ」と護衛艦「すずなみ」の2隻が、ニュージーランドの首都ウェリントンに入港したと発表しました。

ニュージーランド海軍によると、日本の戦闘艦艇がウェリントンを訪問したのは1973年に寄港した護衛艦「きくづき」以来とのこと。防衛省の記録を確認したところ、この年は練習艦「かとり」(当時)と護衛艦「きくづき」(同)が第17回遠洋練習航海の途中に立ち寄っています。
それから23年後の1996年には「かとり」の後継として建造された練習艦「かしま」が入港しているため、同艦がウェリントンに寄港した最後の自衛艦になるといいます。
「いせ」「すずなみ」の2隻は、オーストラリアで行われていた米豪主催の多国間訓練「タリスマン・セイバー25」に参加した後、同じく「タリスマン・セイバー25」に参加していたニュージーランド海軍の多目的艦「カンタベリー」とともに艦隊を組んでウェリントンへと向かいました。
その後、「カンタベリー」の先導のもと、ウェリントン港へと入港。「いせ」と「すずなみ」はアオテア埠頭に3日間滞在し、8月11日に出港しています。
なお、入港前にはニュージーランド空軍のP-8「ポセイドン」哨戒機とも対潜水艦戦闘訓練を実施しています。
今回の護衛艦2隻のウェリントン訪問に先立ち、昨年(2024年)にはニュージーランド海軍の補給艦「アオテアロア」が日本の周辺海域で北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の瀬取り監視を行っており、それに合わせて神奈川県の横須賀基地に寄港しています。
このたびのニュージーランドへの護衛艦派遣は、同国と信頼関係を高め、同志国としてパートナーシップ関係を高めていこうという意欲の表れといえそうです。
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