海上自衛隊の潜水艦で「家族との通信」が可能に? 厳重な機密保持との両立は?

防衛省は、2025年8月29日来年度(令和8年度)予算の概算要求で潜水艦に「電子家庭通信装置」を装備する計画を示しました。

アメリカ海軍では実施されている方法

 防衛省は、2025年8月29日、来年度(令和8年度)予算の概算要求を公表しました。その中の、「艦艇の通信環境の改善」の項目で、潜水艦に「電子家庭通信装置」を装備する計画が示されました。

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たいげい型潜水艦「らいげい」(画像:海上自衛隊)

 これは、長距離を潜航しながら航海する潜水艦の乗組員が、家族だけではありますが、連絡を取れるようにする取り組みとなっています。

 具体的なことは説明されていないものの、既に導入済みの国を例にすると、潜水艦が浮上または水面直下を航行しながら空気を取り込むシュノーケル航行中に通信衛星と接続することで、家族とのメール送受信や簡易なデジタル通信を行うことが考えられます。

 ただ、潜水艦はどの海域で任務を実施している分からない隠密性が重要なため、例えばアメリカ海軍では、家族からの受信のみの制限付き通信が基本となっています。そのため、海上自衛隊にも、似たような設備と方針になると予想されます。

 おそらく通信に関しても短文のメッセージが主体で、帰港前など、航路そのものが秘匿されていないときは、比較的自由なときに写真や長文もやり取りできるようになる可能性もあります。

 ここ数年、海上自衛隊は艦艇の通信環境改革に取り組んでおり、海上の護衛艦には、衛星インターネットサービス「Starlink(スターリンク)」の設置を進めており、2027年までに艦隊の約9割への導入を目指しています。

【画像】画期的!? これが、護衛艦に搭載されたスターリンクです

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