「トンネル掘って、広げて、つなぐ」 標高約1000mの観光国道で進む難易度MAX工事 秋は交通規制に注意
国道158号で「奈川渡改良」事業が進行中。トンネル工事に伴い、交通規制も行われています。
夜間に一部が通行止めに
新入山トンネルは、大白川大橋から緩くカーブを描き、既存の入山隧道分岐部を避けつつ隧道と山中で交差し、新入山隧道とダム側坑口で合流します。長さは410mです。既存の新入山隧道ダム側坑口は断面を拡幅し、坑内で既存トンネルと新トンネルが合流(分岐)する形となります。

現場では、このような新旧トンネルの接続と既存トンネルの拡幅を進める難工事が、全面的な通行止めを行わずに進められています。
2025年9月は、ダム側坑口で山の斜面を補強する工事を継続。これにあわせて10月31日までの夜間、分岐部~ダム間の新入山隧道が通行止めとなり、入山隧道のみを使って片側交互通行となります。時間は土休日を除く毎晩20時から翌5時(土曜は翌4時)までです。
なお、入山隧道の西半分(ダム側)は幅が狭く、坑口付近にきつい急カーブもあります。そのため夜間交通規制時は、長さ12.0mを超える車両は通れないため注意が必要です。
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