交通系の「最強クラスのカレー」、ウマすぎたあまり“小説風”になった件… そのうまさはもはや「創作レベル」!?
新潟県の“交通グルメ”の代名詞ともいえる「バスセンターのカレー」。そのおいしさは多くの人が知るところですが、今回はあえて“近年のアニメになるようなライトノベル(小説)”風にその魅力に迫っていこうと思います。
説明不要な新潟のご当地グルメ
新潟県の“交通グルメ”でもっとも有名なものといえば、新潟市のバスセンター内にある「万代そば」のカレーでしょう。「バスセンターのカレー」として多くの人の舌を魅了する名物で、かつ全国の“交通グルメ”の代表格です。それこそ、これまでいわば語り尽くされたことでしょう。ですが、あえて今回は、あえて“近年のアニメになるようなライトノベル(小説)”風にその魅力に迫っていこうと思います。

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新潟駅のバスセンターのカレーといえば、同市の観光公式サイトにも取り上げられ、お土産としても販売されている有名なご当地グルメだ。しかし、このカレーの真の醍醐味を味わうには、実際にバスセンター内でカレーを提供している「万代そば」まで足を運ぶしかないだろう。――というのも、あのカレーの匂いがいかに素晴らしいかは、現地でしか体験できないからだ。
現在「万代そば」が店舗を構える万代シティバスセンターの周辺は、新潟駅周辺でも再開発が進むエリア。商業施設「イオンスタイルラブラ」には、有名アパレルブランドや大手のオープンカフェ、おしゃれなショップなどが軒を連ねている。
しかし、その“おしゃれ感”を打ち消すかのごとく、数十メートル先のカフェ付近からすでに、荒々しくも食欲をそそるカレーの芳香が漂う。正直この手の匂いが好きな人間は、もうこの時点で勝手に誘われそうだ。匂いを頼りに進んでいくと、奥まった場所のバスセンター乗り場のすぐ前に「万代そば」が顕現する。
ここでは立ち食いそばも食べられるが、もちろん選ぶべきはカレーだ。券売機を確認し、迷わず大盛りのボタンを押す。さらにトッピングとしてメンチカツも選んで、喰らい尽くすつもりだ。しかし、周囲を見渡すと、女性はもちろん男性でもミニサイズを選んでいる人が多かった。
それもそのはず。この店のカレーは、普通盛りで約780g、大盛りになるとなんと約1160gと1kgを超えるボリュームなのだ。これは不覚かもしれない――。巷では“無限の空腹者(インフィニティ・カロリーマシン)”と呼ばれる僕は正直「立ち食いのカレーだろう」とナメていた。だが、これはなかなかの手応えのある好敵手のようだ。胸が熱くなってきた。
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