「なぜここで止まる…」列車の「残念な行先」を聞いた 最も票を集めた“東西の2大巨頭”とは
乗りものニュースでは列車の「残念な行先」アンケートを実施。あともう少し運行してくれれば……と思える「残念な行先」の東西2大巨頭が浮彫りとなりました。
「御堂筋線」「京浜東北線」がトップも違いも
「乗りものニュース」では、2025年8月27日(水)から9月3日(水)にかけて、読者アンケートを実施。列車の「残念だと思う行先」や「その理由」などについて意見を募集しました。

あと少しだけ運行してくれれば、目的地までたどり着くのに、乗り換えに便利なのに、その手前の駅で終点になってしまう……そんな「残念な行先」を路線とともに質問。アンケートの結果、1位は東西の駅で二分することとなりました。
・大阪メトロ御堂筋線「中津行き」(16票)
・JR京浜東北線・根岸線「蒲田行き」(16票)
3位以降は、JR横浜線「東神奈川行き」(13票)、JR中央線(中央快速線)「豊田行き」(11票)、JR京浜東北線・根岸線「南浦和行き」(9票)と続きます。
同率1位となった「中津行き」は、巨大ターミナル「梅田」の次駅まで運行するものの、それより北のベッドタウンの駅はおろか「新大阪」までも行かず、不便な行先の“西の横綱”的な存在です。
京浜東北線の蒲田行きは、JRで東京23区最南端の駅止まりの電車です。あと1駅、都県境を越えて川崎駅まで行ってくれれば……と思うかもしれません。
路線別の集計では、「蒲田行き」「南浦和行き」「桜木町行き」など複数の行先が対象となったJR京浜東北線が合計43票で1位。2位は「中津行き」が目立った大阪メトロ御堂筋線の18票、3位以下はJR横浜線(14票)、JR中央線(13票)、JR総武線(13票)となりました。
大阪メトロ御堂筋線やJR横浜線、中央線などは特定の駅が「残念な行先」として集中した一方、京浜東北線や中央・総武線は複数の駅に票が分散し、路線全体として多くの意見が集まる結果となりました。
こうした「残念な行先」の電車は、その先まで行きたい人が乗車を避ける傾向があります。このため、次の電車を待つ人で駅や車内が通常より混雑したり、あるいは「●●止まり」に気づかず乗車して、途中駅で長時間待たされるケースもあるようです。
さらには「飲み会の帰り。タクシーのお金もなく、歩いて帰った」(50代・男性・首都圏在住)というように、終電間際の「残念な行先」が帰宅に大きな影響を与えた体験談も寄せられました。
車庫入れが有るんじゃない無いのですかニカニカ