『北の国から』『鉄道員』の舞台、過去のものに? JR北海道、3線区廃止の場合
2016年10月25日、JR北海道が3線区を廃止する方針であるとメディアが報じました。挙げられた線区には、映画やテレビドラマに登場した舞台が複数存在しています。廃止が現実になれば、劇中の光景も過去のものになりそうです。
「幌舞駅」「明日萌驛」も廃止か
根室本線の富良野~新得間には、幾寅駅(北海道南富良野町)も存在。この駅は中間駅ですが、映画『鉄道員(ぽっぽや)』(1999年公開)のなかでは、廃止を控えた「幌舞(ほろまい)線」の終点「幌舞駅」として登場。高倉 健さんがその駅長役を務めました。
また留萌本線の深川~留萌間にある恵比島駅(北海道沼田町)は、NHK連続テレビ小説『すずらん』(1999年)で使用されました。本来の駅舎とは別に、テレビドラマ用に木造の「明日萌(あしもい)驛」が造られ、その建物は現在も残されています。
JR北海道は今年7月、「単独で維持が困難な線区」を秋口までに示すとしていましたが、8月以降に続いた台風被害の影響で公表が延期されています。
今回挙げられた3線区のひとつ、根室本線の富良野~新得間はその台風で大きな被害を受け、一部区間(富良野~東鹿越)は10月17日に運転が再開されたものの、残る東鹿越~新得間についてJR北海道は、被害が甚大で「工事着手については早くとも来春以降となる」としていました。
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