コインパーキング「空いてない!」その時どうしてる? ぐるぐる探し回らない検索術 “タッチの差で満車”防ぐ手段も

目的地のコインパーキングがどこも満車で困った経験はありませんか。闇雲にぐるぐる探し回るよりも「検索」。空いている駐車場を効率的に見つけられます。

ただ「無理ゲー駐車場」はわからない

 さて、前述のようにスマホを使えば、出かけた先でもコインパーキングを探すことができますが、よりスムーズにクルマを停めるには、やはりお出かけ前に停める場所の心当たりを付けておくのがおすすめです。

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狭小地のコインパーキング。手前のマスにクルマがあると、奥には停めづらくなる(画像:PIXTA)。

 もちろん、そうしたときも駐車場運営会社の検索ページにアクセスすれば「キーワード」や「住所」でコインパーキングを探すことができます。

 目的地の周辺をあらかじめ検索することで、より駐車料金の安いコインパーキングを選ぶことも可能です。また、事前に時間を変えて何度か検索してみると「わりと満車がちの駐車場」「いつも空いている駐車場」などもわかります。停める場所の候補を絞ってから目的地に向かえば、現地でコインパーキングを探す時間を節約できるはずです。

 一方、こうしたコインパーキングを検索する際に、あわせて使いたいのが「Googleマップ」のストリートビューです。

 駐車場運営会社の検索ページでは、コインパーキングの料金や満空情報はわかっても、その“使いやすさ”まではわかりません。しかし利用しようと思うコインパーキングの場所をストリートビューで確認すると、周辺道路の幅や停まっているクルマの状況などから、アプローチに狭い道はないか、駐車区画への出入りで切り返しなどに苦労することはないかなど、おおよその見当がつくからです。

 さらに、一般からの投稿データが集まるGoogleマップをうまく使えば、検索ページには出てこない大手以外のコインパーキングを探すことも可能です。

 駐車したいと思っている場所をGoogleマップで表示し、レイヤーを「航空写真」にすれば、その周辺にある駐車場の状況がわかります。さらにそれぞれの駐車場の場所をストリートビューで見れば、看板などから、コインパーキングであるかどうかがわかります。そして、そのストリートビューの内容から料金なども確認できる場合が少なくありません。

 大手以外のコインパーキングはリピーターを増やすために料金を安く設定することがままあり、その場合は金銭的なメリットも得られます。さらに、郊外や地方都市など大手の検索ページではコインパーキングが見つからない場合も、この方法は有効です。

 ただ、ストリートビューは、リアルタイムで更新されているわけではありません。そのため、その駐車場が現在も営業しているかどうかは現地に行かなければわからないうえ、最近はわずかな期間、土地活用のため駐車場として運用し、すぐクローズしてしまうようなコインパーキングも増えています。

 それでも、闇雲に探すよりも効率的。ストリートビューで画面に表示される撮影年月も、その駐車場が現在営業しているかどうかの参考になるでしょう。

【ちょっと待て!】これが「タッチの差で満車」を防ぐサービスです(画像)

Writer:

1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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