20周年のスカイマーク、当面の、そして2020年までの目標とは? 制服も一新

設立20周年記念日を機に新制服の着用を開始したスカイマーク。従来のオレンジ色のポロシャツから、大きなイメージ転換が図られます。その狙いはどこにあるのでしょうか。

“身近”のイメージから、“安心感と信頼”へ

 スカイマークが2016年11月12日(土)、新制服の着用を開始しました。同社は20年前のこの日、1996(平成8)年11月12日(火)に設立され、1998(平成10)年9月に第1便が「羽田~福岡線」に就航。これにちなみ、羽田発福岡行きSKY009便の出発前に、記念式典が挙行されました。

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新制服を着用したスタッフ。紺色を基本とし、同社のブランドカラーである黄色を随所に配置している(2016年11月12日、中島洋平撮影)。

従来、オレンジ色のポロシャツが制服だったスカイマーク。市江正彦社長は、「キャビンアテンダントらしい制服になりました。従来のポロシャツも、低価格で“身近”な航空会社を象徴していましたが、新しい制服は“安心感と信頼”のシンボルとしていきたいです」と話しました。

 スカイマークは2015年1月に民事再生手続の開始を申し立て、同年9月に新体制が発足。顧客満足度と社員満足度の双方を向上させるべく、さまざまな改革に取り組んでいます。新制服もその一環で、社員からの声を受けて導入したもの。デザイン案を社内公募し検討チームを発足させ、最終的にアパレルブランドのユナイテッドアローズにデザインと機能面などの監修を受けて完成しました。佐山展生会長は「“社員満足度日本一”なくして“お客様満足度日本一”はない」と話します。

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