「日本最北の空港ラーメン」が想定外すぎた件 常識覆す“本気の破壊力”に「こ、これが空港ラーメン…?」

定期旅客便が就航する空港のなかで「日本最北」に位置する北海道・稚内空港。この空港で“とんでもないラーメン”に出会ってしまいました。どのようなものなのでしょうか。

「空港メシだよね…?」を覆してきた

 定期旅客便が就航する空港のなかで「日本最北」に位置する北海道・稚内空港。東京便は1日1便のみとアクセスのハードルは高めですが、さすが港町です。空港内でも海の幸の恵みを存分に感じられるグルメがあります。今回筆者は、この空港で“とんでもないラーメン”に出会ってしまいました。いや、本当にド肝を抜かれました……。

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稚内空港(グルメ満二郎撮影)。

 多くの地方空港には名産グルメを楽しめるレストランが入っていますが、正直「市街地の本気ローカル飯」には一歩届かないことも多いものです。しかし稚内空港の「エアポートレストラン」は、そんな“空港メシの壁”を完全にぶち破ってきました。

 今回注文したのは名物の「ほたて塩ラーメン(1300円)」。筆者は普段、ニンニクマシマシ系や、のりをスープに浸してライスに巻く系のガッツリラーメンばかり食べていますが、今回は久々の塩ラーメンです。やや緊張しながらの挑戦です。

 お昼を少し過ぎた時間帯、東京便の搭乗客が多く訪れていたタイミングでしたが、注文から提供までわずか5分。スピード感も空港らしいです。出てきた一杯は、透き通ったスープに北海道らしい卵ちぢれ麺、ネギ、メンマ、そしてれんげサイズの巨大ホタテが2つにお麩が添えられたビジュアルで、見た瞬間から完成度の高さが伝わってきます。

 まずはスープをひと口。さっぱり系ながら塩ダレの香りがふんわり立ち、まるで酒蒸しのような奥深い旨味がきます。ホタテの出汁がやさしく、でも確実に舌に残ります。麺は固めの茹で加減で、普段から「固め至上主義」の筆者としては嬉しいポイント。そして主役のホタテ――。これが甘い!ぷりっぷり!「本当にうまいホタテって、こんなに甘いのか…」と感動しました。

 そして稚内ラーメン名物でもある“お麩”がいい仕事をします。味覚をリセットしてくれるので、食べ進めるたびにまたスープの深みにハマっていきます。そして気づくのです――このラーメン、後半からが本気です。

【写真】ホタテ規格外…これが「日本最北の空港ラーメン」驚愕の全貌です

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