エアバス「超大型ロングボディ機作る説」実現するの? ライバルは“前代未聞の全長を持つ新型機”検討へ…実現の鍵は

ヨーロッパの航空機メーカーのエアバスが、超ロングボディを持つ旅客機「A350-2000」の開発を検討しているようです。今後果たして、現実になるのでしょうか。

スペックは「未定」

 ヨーロッパの航空機メーカーのエアバスが、旅客機「A350」シリーズの胴体延長タイプ「A350-1000」の胴体を更に長くした派生型「A350-2000」の開発を検討していると2025年後半に話題となりました。実現するかはまだ不透明ですが、この構想自体は10年ほど前にも取り沙汰されたこともあります。今後果たして、A350-2000は現れるのでしょうか。

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エアバスA350-1000(乗りものニュース編集部撮影)。

 現在のA350-1000は客席数350~410が標準的な仕様で、同社の旅客機のラインナップのなかでは大型の部類に入ります。A350-2000はこのサイズを大きくし、客席数を増やすと見られます。というのも、A350シリーズの標準タイプ「A350-900」は標準座席数300~350席で、A350-1000より小さいためです。

 旅客機が客席数を増やす際は胴体の延長が一般的なため、A350-2000は-1000の全長73.78mより長くなるのは確実です。ただ、-1000よりどの程度客席数を増やすか決まっていないため、-2000の全長がどれほど伸びるかは、現状予測がつきません。

 一方ライバル社となる航空機メーカー、アメリカのボーイングでは、A350シリーズのライバル機として、「ボーイング777-9」の実用化の準備を進めています。777-9の全長は76.7mで、実用化されれば世界最長の全長を持つ機体となります。

 さらにボーイングでは、777-9の胴体をさらに伸ばし、客席数を増やす「777-10」の開発も構想しているとも報じられており、こちらの全長は80mを超えるとされています。ただし、こちらもどれだけ席数を増やすか明確ではありません。

 現状では、エアバスとボーイング双方の「超大型ロングボディ機」は具体像が現れているわけでなく、どちらが「最長」になるかも現時点では分からない状況といえるでしょう。

 そのような中でA350-2000の話題が“再浮上”したのは、総2階建ての胴体を持ち、客席数では「世界最大の旅客機」である「エアバスA380」の最大ユーザーであり、2021年に最終機が納入されたエミレーツ航空がA380の後継機に関心を抱いていると報じられたためです。過去にもA350-900/-1000の就航後に、A350シリーズの客席数数増加が話題となったことも背景でしょう。

【写真】デカすぎ…これがボーイングが開発中の「世界最長の旅客機」驚愕の全貌です

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