「日本一混む鉄道」対策の切り札“直行バス”いよいよ12月運転開始 これで“痛勤”緩和する?
東京都交通局と足立区が日暮里・舎人ライナーの混雑緩和に向け、朝ラッシュ時に直行バスを運行する実証実験を開始します。
バスは「江北駅」始発
東京都交通局と足立区は2025年11月13日、日暮里・舎人ライナーの混雑緩和に向け、朝ラッシュ時に直行バスを運行する実証実験を12月22日から実施すると発表しました。
足立区西部の南北を貫く日暮里・舎人ライナーは、国の混雑率調査で2024年度まで5年連続でワースト1位を記録しています。しかし増発や長編成化がもはや困難となっており、朝ラッシュ時間帯に並行してバスを走らせることで混雑緩和につなげる検討が進められてきました。
実施期間は2026年3月27日までの平日。運行区間は、全線のほぼ中間に位置する江北駅前から日暮里駅前まで。西日暮里駅前でも降車が可能です。日暮里・舎人ライナーの指定区間の通勤・通学定期券や、東京都シルバーパスなどを所有し、事前に申し込んだ人が利用できます。乗車料は無料です。
ダイヤは江北駅前発が7時00分、7時25分、7時45分の3便で、民間の貸切バスを借り上げて運行されます。所要時間は30分程度を見込むものの、道路交通事情により遅れる場合があるとのことです。
前出の通り利用には専用の「利用者証」が必要で、足立区オンライン申請システムから申し込みます。申し込み期間は11月25日から2026年3月13日までで、募集人数は700名。定員に達し次第、受付は終了するとしています。





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