大雪時、国道は早い段階で通行止めに 関東甲信越の降雪時対応

国土交通省関東地方整備局が、降雪時の対応方針を発表。大雪で立ち往生が発生する恐れがある場合、早い段階で通行止めを実施し、集中的に除雪作業にあたるといいます。

除雪を集中的、効率的に実施

 国土交通省関東地方整備局は2016年11月30日(水)、この冬に大雪が降った際の対応方針について発表しました。

 関東甲信越地方では、2014年2月に記録的な降雪があった際、高速道路や幹線道路などでも通行止めや立ち往生する車両が続出し、特に群馬、山梨、長野県内では長期間にわたって大きな影響が出ました。

 このときの教訓を踏まえ、2014年12月に新たな方針を策定。今冬でも大型車や多数車両などの立ち往生が発生するおそれがある場合、早い段階で道路を通行止めにし、集中的、効率的な除雪を行う方針です。

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2016年1月18日の群馬県安中市内における国道18号碓氷バイパス通行止めの様子(写真出典:国土交通省関東地方整備局)。

 特に、国道18号の碓氷バイパス(延長15.6km)や軽井沢バイパス(同18km)、国道20号の大垂水峠区間(同7.9km)や上野原~甲州地区(同46km)など、関東甲信越の国道のうち、計369.1kmを「除雪優先区間」に指定。急な上り坂でクルマが立ち往生しやすい場所などを優先して除雪する態勢がつくられます。

 また、通行止めや迂回路などの情報は、これまでの道路情報板やウェブサイトなどのほか、「Twitter」も活用し、写真や図面付きで発信するとしています。

【了】

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