まだやってるんすか!? 「ナンバープレートの封印にペットボトルのキャップ」取り締まられたら恐ろしいことに
自動車などのナンバープレートの封印部分に、ペットボトルキャップをつけるのが流行した時期がありました。しかし現在、ナンバープレートの封印にこうしたカスタム施すのは、明確な法律違反となっています。
ナンバープレートの「封印」は単なる「ボルトの蓋」ではない
自動車などのナンバープレートの封印部分に、ペットボトルのキャップなどを取り付ける“カスタム”が流行した時期がありました。主に20年ほど前でしょうか。なぜそんな行為をするのかは謎ですが、「なんか面白い」「手軽にデコレーションできて良い」など、深い意味はなかったように筆者は感じます。
現在ではこうしたカスタムがされたクルマは激減したものの、それでもなお、稀に見かけることもあります。しかし、法的にはどうして違反とされていて、どのように処罰される行為なのでしょうか。弁護⼠法⼈・響(東京都新宿区)に所属する⻄原和俊弁護⼠(第二東京弁護士会)に聞きました。
「ナンバープレートの封印に、ペットボトルキャップを被せる行為は法律違反になる」と西原弁護士は話します。
「後部ナンバープレートの左上にある銀色の『封印』は、単なる『ボルトの蓋』ではありません。これは道路運送車両法という法律で定められた、公的な証票のひとつ。『その自動車が運輸支局で正式に登録・検査を受け、ナンバープレートが正規に交付されたものであること』を証明する、いわば自動車の身分証明書の一部なのです。
そのため、整備などの特別な理由がない場合、一般の方が封印を取り外すことは、道路運送車両法11条5項により固く禁じられています」(西原弁護士)





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