スタッドレスタイヤ、意外と安い? 実際に購入しランニングコストを算出 自宅保管の注意点も

クルマにスタッドレスタイヤを導入する場合、どれくらいの費用がかかり、そしてランニングコストはいかほどになるのでしょうか。実際にタイヤを購入して確認、算出してみました。

スタッドレスタイヤ、実際に購入してみると…?

 日常的にクルマを運転する場合、冬場は履いておきたいスタッドレスタイヤですが、その導入費用やランニングコストは、どれくらいかかるものなのでしょうか。

 タイヤ価格はディーラー、ガソリンスタンド、専門店、量販店などの販売形態や地方ごとの需要などにより変わるものなので、一概に「これだけかかる」とはいえません。そこで先日、雪の頻度は少なめな北関東平野部に居住する筆者(石黒直樹:フリーライター)が、行きつけのトヨタディーラーにて愛車「カローラルミオン」にスタッドレスタイヤを履かせてみました。タイヤサイズは「プリウス」などと同じ15インチの195/65R15(タイヤ幅195mm、扁平率65%、ラジアル構造、リム径15インチ)です。なお、以降の価格表示はすべて税込みになります。

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突然の積雪に備えるためにも、スタッドレスタイヤは履いておきたいもの(写真出典:safakoguz/123RF)。

 ディーラーでは、国内外主要4メーカーのスタッドレスタイヤが用意されており、その最新モデルはタイヤのみで7万6400円~9万4000円。一世代前のモデルはアルミホイール付きで8万6400~8万8000円という価格設定。取り付け工賃は初回のみサービスとのことで、私は8万6400円でアルミホイール付きのものを購入しました。

 別のガソリンスタンドでは、ディーラーでタイヤのみ8万円だった最新モデルが6万9800円という価格でしたが、こちらは取り付け工賃が別途必要になっていました。価格にどこまで含まれているのか、よく確認したうえで比較検討すべきでしょう。

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コメント

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4件のコメント

  1. ホント、スタッドレスの迷信が多くて助かってる。
    9割溝が残っているが3年落ちってだけで捨てちゃう人が多いから、
    ワシは常にBSの3年オチ現行モデルタイヤを使い続ける事ができる。

    迷信に踊らされている人...ありがとう。

  2. 東京在住ですが、年に数回のスキーと、突然の積雪に備えてスタッドレスは常備しています。
    自宅保管していますが、空気圧を下げて保管しなければならないこと知りませんでしたので、この記事は参考になりました。
    しかしスタッドレスと夏タイヤの交換が、面倒なんですよねー。
    毎回トランクに積んでタイヤ屋さんに行きますが、12月や3月は、お店が混んで待たされるし、自分でやると半日仕事で翌日は激しい筋肉痛・・・。
    それで実際スタッドレスが役立ったと感じるのは、スキー場の駐車場だけだったりして。

  3. この記事に欠けている視点は、「スタッドレスタイヤを履いている期間」は夏タイヤは保管され、その分夏タイヤを消費しないでいられる、ということ。自分の場合、11月下旬~4月上旬のおよそ4か月半はスタッドレスなので、夏タイヤは年間7か月半しか履いていない。しかもウインターシーズンのほうが遠出(スキー旅行)が多い為、夏タイヤの運用期間がスタッドレスを上回っている。走行距離にもよるが自分の場合は、11年乗り続けている乗用車の夏タイヤはまだ2本目(1回しか交換してない)、スタッドレスは3本目(2回交換)で、夏タイヤしか履かないクルマと殆ど同じコストしかかかっていない計算だ。つまり、長い目で見ると、スタッドレスタイヤは「意外と安い」のではなく、ちゃんと運用すれば殆どお金がかからないと言ってしまってよい(笑
    強いて言えばホイル代くらいか。ドレスアップと考えればOK。

    • > ちゃんと運用すれば殆どお金がかからないと言ってしまってよい(笑 強いて言えばホイル代くらいか。

      全くその通り。少なくとも雪国では。

      必需品だもの寒冷地・積雪地では。低温時の特性が良いから、非寒冷積雪地でも冬場の装着を推奨すれば、たまたま雪が降った時だけでなく朝晩の低温時の事故を減らせそうに思う。