不明機はサンタ、どう対処? 「対領空侵犯措置」の観点から見る日本の聖夜

サンタクロースといえば、そうそうお目にかかることのできない存在ですが、もしもクリスマスイブに日本の防空網がその姿をとらえてしまったら、どうなってしまうのでしょうか。

サンタさん、現行戦闘機では太刀打ちできない?

 対領空侵犯措置は、通常の手順であれば目視確認した不明機に対し、まず国際緊急周波数における無線通信で日本の領空に接近しつつある旨を英語と中国語、ロシア語で「注意」を与えます。実際に領空侵犯となった場合は領空外へ退去、ないし強制着陸するよう命じる「警告」を実施、警告は無線通信だけではなく、機関砲を前方に向けて発砲する「信号射撃」を行う場合もあります。

 スクランブルする自衛隊戦闘機には、レーダー誘導ミサイルならびに赤外線誘導ミサイルの実弾を搭載しますが、自衛隊法によって「正当防衛」と「緊急避難」を除き攻撃を加えることはできません。サンタクロースが自衛隊戦闘機に危害を与えるとは考えられませんから、ソリが撃墜されて子供たちがプレゼントをもらえなくなってしまうというような悲劇にいたることは、まずありえないでしょう。

 ただサンタクロースはひと晩で世界中を回らなくてはなりませんから、戦闘機よりもはるかに速いスピードで飛んでいるはずですし、そもそも金属部がほとんどなさそうなソリはステルス性が非常に高いと推測されます。よって、戦闘機の射撃管制レーダーでは機関砲やミサイルの照準を行うことすら困難かもしれません。

 サンタクロースと戦闘機の編隊飛行という夢のコラボ実現は難しいかもしれませんが、一方でサンタクロースがどの国の領空を侵犯したとしても、撃墜される心配はなさそうです。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. アフターバーナーは「焚く」だろうなぁ。

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