「驚愕形状の爆速プロペラ民間機」日本の航空会社に初採用 その圧巻の全貌…極珍設計のスゴいメリットって?
ピアッジオ・エアロスペースが中日本航空にP.180「アヴァンティ(Avanti)」シリーズの最新派生型「アヴァンティ・エボ」を導入したと発表。この機体は、通常の民間機とは大きく異なるルックスが特徴で、小牧空港到着時には多くの航空ファンの注目を集めています。なぜこのようなデザインなのでしょうか。
「プロペラ機なのに爆速」が特徴
イタリアの航空機メーカー、ピアッジオ・エアロスペースは2026年1月16日、愛知県を拠点とする産業航空会社、中日本航空にP.180「アヴァンティ(Avanti)」シリーズの最新派生型「アヴァンティ・エボ」を導入したと発表しました。この機体は、通常の民間機とは大きく異なるルックスが特徴で、小牧空港到着時には多くの航空ファンの注目を集めています。なぜこのようなデザインなのでしょうか。
P.180はイタリアの航空機メーカーで、2025年にはトルコのバイカル社の傘下に入ることが発表されたピアッジオ・エアロスペース製のプロペラ機です。一般的なプロペラ推進の「ターボプロップ機」と「アヴァンティ」の大きな違いは、翼構成とエンジンの配置です。「アヴァンティ」シリーズ自体は1986年に初飛行していますが、このデザインは、前回展示された第3世代機、「アヴァンティ・エボ」に至るまで大幅な変更はありません。
通常、このクラスの飛行機は胴体中央部に主翼、最後部に水平・垂直尾翼を備え、エンジンはプロペラが機首側に配置されているのが一般的です。対して「アヴァンティ」は、胴体最前部に「カナード」とよばれる先翼、胴体やや後部に主翼、最後部に水平・垂直尾翼といった3対の翼配置を取ります。そして2基のエンジンは「プッシャー式」とよばれる、プロペラを後方へ向けて備えるスタイルのものが採用されています。
「アヴァンティ」シリーズは、こういった独自設計により機体の抵抗を減らし、飛行効率を向上させることができるほか、プッシャー式エンジンの採用で、一般的なデザインの飛行機よりもプロペラと客室の距離を稼げるため、2割ほど客室内の騒音を抑えることができるとしています。
とくに「アヴァンティ・エボ」は、高速性を最大の特長としており、その速度はターボプロップ機としては最高クラスの745km/h(402ノット)にもなるそうです。
ピアッジオ・エアロスペースによると、中日本航空は「アヴァンティ・エボ」を国内で初めて導入した航空会社とのこと。同社のジョバンニ・トマッシーニCEOは「日本で運用されるのが楽しみです」とコメントしています。





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