「定期定点クルーズ」に南西諸島のカリブ海化? 2017年、どうなる日本のクルーズ

2016年、政府は将来の観光ビジョンを策定。これを受け、官民内外問わず日本のクルーズ界も大きく動きました。また海外事業者の動向にも注目が。はたして2017年以降はどうなるのでしょうか。

日本のクルーズ、2016年を振り返ると…?

 日本各地の港湾は2016年、国内外のクルーズ客船の寄港数がほぼ2000回に達しました。その寄港地数も全国で100港を上回っており、世界でも有数のクルーズエリアになりました。

 しかし、乗客の数では日本人は世界水準を大きく下回っており、「クルーズ目的地大国」という性格をますます強めています。

「観光立国」を標榜し、2020年に500万人のクルーズ客招致を目指す日本政府ですが、今年の課題は依然20数万人台にとどまったままの日本市場の拡大です。そして海外クルーズ会社が期待し始めた、クルーズに適した観光資源の充実策の検討でしょう。

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2016年、日本発着の「定期定点クルーズ」に投入された、コスタ・クルーズの「コスタ・ビクトリア」。6日間で金沢、境港、釜山、博多、舞鶴を巡った(写真出典:コスタ・クルーズ)。

 2016年、日本のクルーズ界に、画期的な出来事がいくつかありました。

 ひとつは、2014年から国際客船(日本船を含む)の寄港数が日本一である博多港にて、その回数が328回に達し、ほぼ毎日クルーズ船がやってくる港になったこと。もうひとつは、日本海側にある福岡県の博多、鳥取県の境港、京都府の舞鶴、石川県の金沢の4港に、コスタ・クルーズ(イタリア)の客船が定期寄港し、ようやく日本でもクルーズの国際標準といわれる「定期定点クルーズ」が始まったことです。

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