原子力空母のルーキー!「ジョン・F・ケネディ」海上公試スタート 電磁カタパルト搭載の“期待の星” でも米軍には懸念が

米海軍の最新空母「ジョン・F・ケネディ」が海上公試を開始! 最新の電磁カタパルトを備えたフォード級2番艦がいよいよ大西洋へ出ました。しかし、度重なる開発遅延の末、ベテラン艦「ニミッツ」との交代に失敗。米空母が一時的に不足する、深刻な「空白の1年」の舞台裏に迫ります。

“2代目ケネディ”がいよいよ外洋へ でも老兵「ニミッツ」は待ってくれなかった

 アメリカのHII(ハンティントン・インガルス・インダストリーズ)社は2026年1月29日、建造中の新型空母「ジョン・F・ケネディ」が、海上公試を開始したことを明らかにしました。

Large 20260130 01

拡大画像

海上公試のために造船所を出入りする原子力空母「ジョン・F・ケネディ」(画像:HII)。

「ジョン・F・ケネディ」は、ジェラルド・R・フォード級原子力空母の2番艦。2015年8月に起工し、2019年10月29日に進水、そして2019年12月7日に命名式を実施しています。

 現在は、バージニア州にあるHIIのニューポートニューズ造船所で最終的な艤装が進められており、このたび原子炉を含む推進機関や、新機軸の電磁カタパルト(EMALS)をはじめとする各種システムが問題なく作動するかを確認するため、大西洋上での試験に臨みました。

 期待の最新鋭艦ですが、ここまでの道のりは平坦ではありませんでした。当初は2020年に就役する予定でしたが、電磁カタパルトや兵装用エレベーターなどの技術的課題により、スケジュールは大幅に遅延。現在の就役予定は2027年3月にまで後ろ倒しされています。

 この遅れは、アメリカ海軍の運用計画に大きな影を落としています。当初は本艦の就役に合わせて、現役最古参の原子力空母「ニミッツ」を退役させる予定でした。しかし、本艦の就役が遅れたことで「バトンタッチ」が不可能に。結果として「ニミッツ」は本艦の就役を待つことなく、2026年中に退役する見込みとなりました。

 これにより、アメリカ海軍は「ニミッツ」退役から「ケネディ」就役までの約1年間、空母1隻分の戦力が欠落する「空白期間」に直面することになります。

 なお、艦名は第35代アメリカ合衆国大統領に由来します。先代(キティホーク級4番艦)からその名を受け継いだ「2代目ケネディ」は、米海軍の次代を担う主力として、いよいよ最終仕上げの段階に入りました。

【マストの最上部が違う?】ほぼ完成形な空母「JFK」を1番艦と見比べ(写真)

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 空母「ジョン・F・ケネディ」

    先代は「キイティー・ホーク級の

    通常動力だった‼️

    現行は

    「ジエラルド・R・フォード級]

    原子力空母

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス