「うわ、警察かよ!」覆面パトカーの“脱セダン”が加速? 街に馴染みすぎる「ステルス性抜群のクルマ」とは

警察の覆面パトカーに異変が。長年セダンが主役だった「機動捜査隊」に、人気SUV「RAV4」の覆面パトカーが続々と加わっています。ここにきて警察がSUVの大量導入に踏み切っている経緯をひも解きます。

名門セダンの絶滅が変えた覆面パトカーの勢力図

 毎年1月、一部の警察本部では慣例行事として「年頭視閲式」や「年頭部隊出動訓練」などが執り行われます。筆者(大塚正諭:軍警写真記者)は長年、そういった警察関連の行事や訓練を取材してきましたが、このたび目に付いたのが、「キソウ」こと機動捜査隊にSUVモデルのトヨタ「RAV4」の覆面パトカーの参加があった点です。

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愛知県警のマークX覆面パトカー(大塚正諭撮影)

 確かに近年、SUVをベースにした警察車両は増えつつありますが、セダンばかりであった機動捜査隊にも、ついにSUVベースの覆面パトカーが入ってきたのは、まさしく時代の変化を感じさせるものでした。

 ドラマや映画を見ても、白黒パトカーと覆面パトカーの区分けに限らず、バスやトラックなどを除く警察車両=セダンというイメージが一般的には強いです。そうしたなか、なぜSUVベースの覆面パトカーが導入されつつあるのか、それには事情がありました。

 そもそも、機動捜査隊は都道府県の警察本部刑事部(一部地域は捜査第一課)直轄で、覆面パトカーを用いてパトロールを行い、事件・事故が発生したら現場に向かう初動捜査メインの部隊です。任務の特性上、使用する覆面パトカーは、従来ミドルサイズのセダンが多かったです。

 筆者が年頭視閲式を取材し始めた1990年代中期はトヨタ「マークII」、日産「セフィーロ」「プリメーラ」、ホンダ「アコード」、三菱「ギャラン」、いすゞ「アスカ」、スバル「レオーネ」「レガシィ」、マツダ「ルーチェ」などが主力でした。

 なお、2000年代になるとトヨタ「キャバリエ」「マークX」「アリオン」、日産「スカイライン」「ブルーバード」、スバル「レガシィB4」「インプレッサWRX」、スズキ「キザシ」なども使われるようになりました。

 現在の機動捜査隊の主力車種はトヨタ「マークX」「カムリ」、日産「スカイライン」「ティアナ」といった4ドアセダンが、国(警察庁)の予算、いわゆる国費によって大量調達されています。

【秘匿性バツグン!】これが「地味色SUV」の覆面パトカーです。後ろ姿も(写真で見る)

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