国内初導入「次世代の高速船」に乗った! “ドイツ生まれ”が瀬戸内海を疾駆 スピードはややダウン

2025年12月、石崎汽船が新型船「SeaMAX」を運行開始しました。ドイツ生まれの次世代型高速船「リニアジェット」を国内で初導入した形です。早速、この新造船に乗りました。

早速乗ってみた

 どのような船なのか、早速乗船しました。2026年1月の木曜、広島20時ちょうど発・松山行きに乗船します。旅客定員94人に対して乗客は13人。船内にはスーパージェットのようなスーパーシート(特別席)や売店はありません。全体的にジェットフォイルに似た室内構成です。

 総トン数108トンの小さな船ですが、停泊中はほとんど揺れませんでした。リクライニングシートの席にはシートベルトが付いており、座席下には救命胴着も備わります。

 側窓の下にはコンセントがあり、窓の横にも物が置けるため、乗客は窓側に陣取っていました。なお、ペットは専用のカゴに入れれば持ち込み可能。自転車も輪行袋に収納して前輪を外していれば、手荷物として無料持ち込みが可能です。車いす対応トイレも設置されています。

 出港すると、低騒音化されたとはいえ、エンジン音は最高80デシベルとかなり聞こえました。乗り心地はすこぶる良く、動いていることに気付かないほどです。スピードが上がると揺れはほとんどありません。ただ、「揺れるからスーツケースを置かないでください」との車内放送があったので、天候によっては揺れるのでしょう。

 スマートフォンのアプリで速度を計測すると、速力は27ノット(50km/h)を維持し、計測していた間では28.3ノット(52.3km/h)が最高でした。

 1時間16分の船旅はすぐに終わり、定刻より4分早い21時16分、松山観光港に着きました。瀬戸内海汽船も導入するというリニアジェット。快適な高速船の競演が新しい時代を作りそうです。

【快適!】これが新型船「SeaMAX」の船内です(写真)

Writer:

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

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コメント

2件のコメント

  1. 就航の次の日に自分は、乗ってみたのですが、横揺れがけっこうひどいですね。

    酔いやすい人は、酔い止めが要りそうですね。

  2. >スーパージェットは、ウォータージェット推進により最大速力45ノット(83.3km/h)、航海速力32ノット(59.2km/h)の性能を発揮する高速船

    ⇒スーパージェット40・シーマックス(先代)の航海速力は42ノットです。

     航海速力32ノットはスーパージェット30の方です。

    >リニアジェットは、ドイツのフォイト社が開発した次世代型高速船

    ⇒別のサイトでもコメントされていましたが、リニアジェットは船の名前ではなく、推進装置の名前です。

    >最高80デシベルとかなり聞こえました

    ⇒騒音計で計測されたのでしょうか。80dBは大きなレベルと思います

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