「SPORZA」に息づくデ・トマソのDNA ダイハツとスポーツカーの雄、その深い縁とは?

名乗らずともそれは「デ・トマソ」

 初代「シャレード・デ・トマソ」の特徴は、専用カラーの赤黒ツートン、メッシュデザインのゴールドホイール、そしてMOMO製スポーツステアリング。そんな特徴をしっかり受け継いだ「SPROZA」が「東京オートサロン2017」にて発表されたことで、「デ・トマソの再来か!?」とメディアがとりあげたというワケです。

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左上から時計回りに、「SPROZA」の「ブーン」、「トール」、「コペン」、「ムーブキャンパス」(画像出典:ダイハツ)。

 その後、国内最後の「シャレード」となった4代目で、再び「デ・トマソ」モデルを作り上げるなどダイハツと懇意だったデ・トマソですが、創業者アレサンドロ・デ・トマソの死去と共に会社は解散。現在は別の会社が商標権を持っており、ダイハツとデ・トマソのコラボが実現することはもうないかもしれません。しかしながら、今回の「SPORZA」と名付けられたコンセプトカーたちによって当時のホットハッチを送り出したダイハツの心意気は、まだ生き続けていることを証明してくれたように感じられます。

 近い将来、もしかすると、こんな往年のダイハツテイストを盛り込んだユニークなスポーティモデルが登場することもあるかもしれませんね。

【了】

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