長野電鉄の「りんご色電車」10系と古参の電気機関車ED5001、解体へ お別れ会開催
かつて長野電鉄を走り、引退後は須坂駅に置かれていた10系電車と、電気機関車「ED5001」の解体が決定。これを惜しむ有志が「お別れ会」を開催します。
10系電車の運転台で記念撮影も
長野電鉄は2017年2月17日(金)、須坂駅(長野県須坂市)で留置されている同社のオリジナル車両である10系電車「S11編成」および電気機関車「ED5001」を解体すると発表しました。それに際し、有志によって「S11編成&ED5001形 お別れ会」が開催されます。
10系電車は1980(昭和55)年に2両1編成(S11編成)が製造されました。3扉の通勤形車両で、1966(昭和41)年登場の0系「OS(Officemen & Students)カー」に続く「新OSカー」という愛称がありました。2003(平成15)年に引退し、その後は須坂駅構内に留置されています。
「ED5001」は、1927(昭和2)年に製造された電気機関車で、貨物列車の牽引(けんいん)などに使用されました。2002(平成14)年以降は本線に出ることなく、須坂駅構内における車両の入れ換えなどに使用されています。
「お別れ会」は「長野電鉄有志の会」により、3月5日(日)の午前9時30分から15時30分まで須坂駅4・5番ホームで開催されます。10系電車の車体へのペイントや、運転台での記念撮影のほか、両車と現役車両である8500系電車を並べての写真撮影会、鉄道グッズおよび鉄道部品の販売などが行われます。
イベントは当日有効な乗車券または須坂駅の入場券があれば、誰でも参加が可能。長野電鉄は「皆様のご参加、お待ちしております」としています。
【了】
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