「秘境駅」の小幌駅、2017年度も存続 豊浦町とJR北海道が協定締結

2017年2月21日、豊浦町とJR北海道が室蘭本線・小幌駅の2017年度維持管理協定を締結。「秘境駅」として知られる同駅が1年間という期限付きで存続します。

2016年度に続き協定締結

 北海道の豊浦町は2017年2月21日(火)、JR室蘭本線・小幌駅の2017年度の維持管理協定をJR北海道と締結したと発表しました。

 小幌駅は1987(昭和62)年4月1日、JR発足と同時にそれまでの信号場から駅に昇格しました。しかし駅の周りには道路も民家もなく、南側に洞窟や内浦湾があるだけの、いわゆる「秘境駅」です。そのため利用者はほぼゼロで、JR北海道は2016年3月に廃止する予定でした。

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小幌駅には普通列車のみが停車する。1日あたり下りは2本、上りは4本のみ(画像:写真AC)。

 しかし観光振興の拠点として小幌駅を活用していきたい豊浦町は、JR北海道と協議し、2016年度は、駅の維持管理費などを町が負担する協定を締結。小幌駅は1年の期限付きで廃止を免れていました。

 今回は、この協定がほぼ同じ内容で更新されたかたちです。豊浦町は小幌駅存続のため、「ふるさと納税」制度による寄付金の募集も行っており、「引き続き、小幌駅の維持管理への皆様の応援と支援をお願いいたします」としています。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. その協定で町民は納得するのか?
    どうせほとんど使われてない駅なんだろ

  2. 町民が使う必要はない。
    道外各地からファンが訪れて、
    町内でお金を落としてくれればそれで良い。
    豊浦町にとって駅存続の意義はそこにある。
    さらに市街地まで引き込む何か目玉がほしいだろう。