海自の護衛艦よりデカい!! 前澤友作氏の巨大ヨット「ナウシカ」誕生 “船籍は日本じゃない⁉” ほどなく来日、でも課題が
実業家の前澤友作氏がドイツの造船所に発注していたスーパーヨット「ナウシカ」が2026年5月に引き渡されました。全長114.2mと、海自の護衛艦を上回る巨体にプールやヘリパッド、潜水艇ドックまで備えた、まさに“洋上の宮殿”です。
まもなく来日の予定! しかし国内マリーナには「デカすぎる」問題も
2026年5月現在、全長100mを超えるスーパーヨットは、全世界に79隻しかいません。なかでも最も大きいのはリュールセンが建造した全長180.6mの「アザム(Azzam)」です。同船は、総トン数1万3136トン、最高速度30ノット(約55.6km/h)以上と規格外のスペックを誇っています。
「ナウシカ」はこうしたスーパーヨットよりは小さいものの、それでも日本では受け入れ場所の問題をはらんでいます。
一時的な寄港であれば、東京港なら東京国際クルーズターミナルや晴海客船ターミナル、横浜港なら大さん橋国際客船ターミナルや新港埠頭が対応可能です。実際、スーパーヨットの「モーターヨットA」(全長119m)が横浜に寄港した際は新港埠頭に入りました。
しかし、問題は長期の係留でしょう。現時点で日本最大のヨット係留施設を持つのは、横浜ベイサイドマリーナ(横浜市)です。ただ、ここはメガヨット対応をうたっているものの、そのサイズは150フィート(約45.7m)までが限界です。
これを超える大型艇専用マリーナについては神戸港(神戸市)で整備が進められており、こちらは「スーパーヨット・ベース神戸マリーナ」として2027年春に全面オープンする予定です。このほか横須賀市の浦賀地区や三浦市でもスーパーヨットに対応した施設の計画がありますが、早くても2029年以降の整備となります。
発表によると、スーパーヨット「ナウシカ」は2026年9月ごろ日本へ寄港する予定です。ギガヨットを迎える日本のインフラ課題も含めて、最初の寄港地がどこの港になるのか、今後大きな期待が膨らみます。
Writer: 深水千翔(海事ライター)
1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。





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