西鉄、初の本格的な観光列車運行へ 車内で料理提供、地域と連携したサービスも検討中
西日本鉄道が、初の本格的な観光列車を導入。車内では沿線の食材を生かした温かい料理が提供されます。
運行開始は2018年度末を予定
西日本鉄道は2017年4月12日(水)、本格的な観光列車を初めて導入すると発表しました。
コンセプトは「LOCAL to TRAIN~街を繋いできたレールは人をつなぐ時代へ~」です。太宰府、柳川といった観光地はもちろん、地域の産業と結び付いた景観、町並みなどの観光資源や魅力を、観光列車を通じて発掘・発信していくことで、沿線地域の活性化・価値向上につなげていきたいとしています。
列車は既存車両を改造。沿線地域の素材を使用した内装や家具で、「地域」を感じられる空間を目指すといいます。車内では、沿線の食材を生かした温かい料理を提供。天神大牟田線で、食事を楽しみながら沿線風景をゆったり楽しめるダイヤが検討されます。
料金は「地域の方、観光客の方、どなたでもご利用いただきやすい価格」(西日本鉄道)に設定される予定です。また、地域と連携したサービスなども検討されます。
観光列車の車両デザインは、インテリアデザインのほか、家具の販売やカフェの運営、イベントなども手掛けるランドスケーププロダクツが、全体プロデュースは飲食店などの空間プロデュースやイベント事業、鉄道分野ではJR東日本のレストラン列車「TOHOKU EMOTION」を手掛けたトランジットジェネラルオフィスがそれぞれ担当します。
2017年度から2018年度にかけて、料理、ダイヤ、サービスなどの検討や車両の設計、改造が行われ、2018年度末に運行が開始される予定です。
【了】
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