日台のSL列車が「姉妹協定」締結へ 同じC57形同士で観光振興
JR西日本のC57形蒸気機関車1号機による「やまぐち号」と、台湾鉄路管理局のCT273列車が「姉妹列車協定」を締結します。
6月24日に台湾で協定締結式
JR西日本と台湾鉄路管理局は2017年5月18日(木)、日台のSL列車で「姉妹列車協定」を締結すると発表しました。
日本はC57形蒸気機関車1号機が牽引(けんいん)する快速「やまぐち号」、台湾はCT273が牽引する列車です。
C57形1号機は1937(昭和12)年に川崎車輛(当時)が製造。1979(昭和54)年からは快速「やまぐち号」の牽引機として使用されています。
CT273は1942(昭和17)年に同じく川崎車輛が製造(当初はC57形3号機)。台湾総督府鉄道(当時)に導入され、おもに西部幹線を走る特快車(特急列車)の牽引機として使用されました。1984(昭和59)年に引退し、その後遊園地で静態保存されていましたが、2014年6月9日の「鐵路節」(鉄道記念日)で復活しています。
「姉妹列車協定」の締結式は6月24日(土)、台湾東部の花蓮県にある玉里駅で開催される予定です。
JR西日本と台湾鉄路管理局は「両列車は同じC57形で、これらのSLを起点に沿線の観光振興に取り組んでいます。今後は台湾と日本の交流を深め、より一層の友好関係および相互理解を深めてまいります」としています。
【了】
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