京阪「プレミアムカー」を公開 日常の、京都~大阪間の新たな選択肢に 今夏デビュー(写真40枚)
「京阪特急の次代を拓く」という、有料座席指定制の「プレミアムカー」が姿を現しました。沿線の日常や、京都~大阪間の移動において新たな選択肢になるこの車両の設備、サービスに迫ります。
京都~大阪間を指定席で
車内にカラーテレビを設けた「テレビカー」や「ダブルデッカー(2階建て)」といった特徴的なサービスで知られる、京都と大阪を結ぶ京阪電車の特急。今年2017年8月20日(日)、グレードの高い設備を持つ有料座席指定の特急車両「プレミアムカー」が登場します。
これにより通勤などの日常的なシーンで、また行楽を含む京都~大阪間の移動において、新たな選択肢が生まれます。現在、京都市と大阪市を直通する定期列車で指定席があるのは、新幹線とJR特急のみです。途中駅から乗車する場合、宇治方面から大阪方面へ京阪電車を乗り継ぐ場合なども座席を確保しやすくなるでしょう。
京阪電車は2017年5月19日(金)、寝屋川車庫(大阪府寝屋川市)でその「プレミアムカー」を報道陣へ公開。同社が「京阪特急の次代を拓く新サービス」とする車両の姿が、ついに明らかになりました。
近年、京阪電車では「有料でも確実に座りたい」「京都~大阪間の移動をもっとゆったり楽しみたい」という意見、訪日外国人客が増えているそうです。
そうした状況をうけて、また日本の人口が減少していくなか京阪電車の魅力を高め、選んでもらえる沿線になること、複数の路線が競合する大阪と京都の移動において京阪電車の競争力を高め、選んでもらえる移動手段になることが、「プレミアムカー」導入のねらいにあります。投資額は約16億円とのこと。
また名称の「プレミアムカー」は、「ちょっとした贅沢感」を味わってほしいという思いからといいます。
京阪で初 特別な「金色」
「プレミアムカー」は1989(平成元)年にデビューした、「エレガント・サルーン」の愛称を持つ8000系電車の6号車を改造して登場。8000系は8両編成の1両が有料座席指定の「プレミアムカー」(6号車)、ほかの7両が別料金不要の“自由席”で、そのうち1両が「ダブルデッカー」(4号車)になります。
外装デザインは、雅な京都への旅を想起させる京阪特急のカラーイメージはそのままに、“特別車両”の乗降口としての存在感をより際立たせるべく、扉の回りに「金色」を配したとのこと。また、1両の片側に1か所しか乗降用扉がない車両は、京阪ではこの「プレミアムカー」が初であるという“特別さ”も、その「金色」にはあるそうです。
専用のエンブレムも制作されました。京阪特急の伝統的なシンボルマークである「鳩」と、「プレミアムカー」のグレードを表す「三つ星」を組み合わせたもので、その車両の内外装にあしらわれます。
色はともかく、窓割を中心とした車内見付が悪いですね。
なにももともと2ドアの車両1ドアにしなけりゃいけないほどのことだったのかどうかが疑問。
前から言ってるとおりダブルデッカー車の1階部分使えばよかったじゃないかという疑問に加えて、元ドア部分を座席スペース以外に使う方法なかったのかという疑問が。
京都観光のPRコーナーでもいいしアテンダント用のサービスコーナーにする方法だってあった。
そして統一性を欠く外観デザイン。
もうすこし考えりゃマシな表現方法はあったはずだろうに。
文句言いたい放題ですね。
乗車時間が短いのにそこまでの設備は必要ないでしょう。
それに京都観光だけのための車両ではない。
乗ってから文句言えや。
JR東のグリーン車1階席と車端部との居住感覚を比較するに、ダブルデッカー1階席の室内高という条件はプレミアム性を損なうのではなかろうか?
ここまでやると、洗面所が欲しくなるな。
何がなんでも設置しろとは言わないが、
実際、JRや近鉄の感覚で「こんな設備だからトイレだってついてるだろ」と勘違いする旅客が出てくるんじゃないか。