【動画】「赤い丸ノ内線」500形 アルゼンチンからの「復活」最終段階 新木場から再び中野へ

アルゼンチンから帰国した元・丸ノ内線の赤い電車500形。新木場CRで入念に整備された車体が、深夜の道路を中野車両基地へ移動。その「復活」が、いよいよ最終段階を迎えました。

きれいになった「赤い丸ノ内線」

 アルゼンチン帰りの「赤い丸ノ内線」500形電車が2017年8月下旬、新木場CRから中野車両基地に到着。“復活”へ最終段階に入りました。

 2016年7月に横浜港大黒ふ頭(横浜市鶴見区)へ帰国後、500形はまず道路を東京メトロの中野車両基地(東京都中野区)へ陸送されました。

 そして500形の車体は中野車両基地から、大規模補修が可能な東京メトロの新木場CR(東京都江東区)へ陸送されます。500形はアルゼンチンで出港を待つあいだ、車体に落書きされてしまったため、中野車両基地でそれを消したのち、新木場CRへ送られています。

Large 20170827 01
中野車両基地へ向かうため、新木場CRを出る「赤い丸ノ内線」500形(2017年8月26日、恵 知仁撮影)。

 2017年8月下旬の深夜、その新木場CRで入念に整備された車体が再び中野車両基地へ送られ、500形“復活”はいよいよ最終段階に入りました。

 今後、新木場CRで補修された車体と、中野車両基地で整備された足回り(車輪部分など)を「合体」。日本の地下鉄が90周年を迎える今年12月のお披露目が目指されます。

Large 20170827 02 Large 20170827 03 Large 20170827 04
     
新木場CRから中野車両基地へ向かう500形。
丸ノ内線時代の500形(画像:東京メトロ)。
アルゼンチン時代の500形(画像:東京メトロ)。

 500形は自走可能な状態を目指し整備されますが、信号設備などの関係で再びの丸ノ内線走行は困難。中野車両基地での公開が想定されています。

 1957(昭和32)年の製造開始後、引退の1996(平成8)年まで、「丸ノ内線の顔」だった赤い電車500形。丸ノ内線から引退後、アルゼンチン(ブエノスアイレス)に譲渡されたその車両を、東京メトロは価値ある車両の保存、教育の充実などを目的に今回、「里帰り」させました。

【了】

この記事の画像をもっと見る(14枚)

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. すると、将来は日比谷線3000系のように自走可能な教材として保存されるのかな?機械遺産指定は無理だろうけれど(多分同型車が指定済み?)。しかしアルゼンチンの地下鉄をモデルとした丸ノ内線の電車が、そのアルゼンチン地下鉄でも近代化促進に寄与して、最後に里帰りって、なんかすごい。

    • 3000系や地下鉄博物館で静態保存されている車両と共にオリジナルの(窓が大きい)客扉を復元して欲しいと思う。小窓ドアの車内側を塗装してお茶を濁すような事は控えて欲しい。

記事ランキング

  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  3. 片山さつき大臣「実態調査はじめます」 街のクルマ屋の「保険代理店打ち切り」問題に新局面 ビッグモーター事件の余波に再び切り込む!
  4. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  5. 海自艦がロシア海軍の「超静かな潜水艦」を確認!浮上航行する姿を捉えた画像を防衛省が公開
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  3. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開