JAL、成田~メルボルン線を運航開始 日系エアライン初 ダイヤにも工夫(写真20枚)
日系航空会社で初となる、日本からオーストラリア・メルボルンへの直行便をJALが開設。成田空港でセレモニーが行われ、ほぼ満席の初便は水を浴びたのち離陸。シドニー線と異なるスケジュールなど、工夫されています。
日系唯一のメルボルン線
日本航空(JAL)が2017年9月1日(金)、成田~メルボルン線を開設。成田空港で就航記念式典を実施しました。日本とメルボルンを結ぶ日系航空会社による直行便は、今回が初の開設です。
メルボルンはオーストラリアで2番目の人口があり、日本企業も多数進出。2015年1月に日豪経済連携協定(EPA)が発効し、今後、日本とオーストラリアの関係が強くなることが期待されることから、JALはシドニーに加え、メルボルンにも就航。オセアニア地区のネットワークをさらに強化するといいます。
この成田~メルボルン線は、成田を午前中(10時30分)に出発し、メルボルンへ夜(21時55分)に到着するJL773便、メルボルンを夜(0時05分)に出発し、成田へ朝(9時05分)に到着するJL774便というダイヤ。成田を夜に出て、成田へ夕方に到着するシドニー線とは異なるスケジュールにすることで、オセアニア地区への利便性を高めているとのこと。
「日本とオーストラリアの往来数はこの5年で約70%増加しており、今後、両国の関係はますます強化されます。また成田の航空ネットワーク充実という観点からも、国交省として期待しています」(国土交通省 航空局 航空ネットワーク部長 久保田雅晴さん)
メルボルンはカフェが有名であることから、式典にあわせて一般の人々へ「JAL」ロゴのラテアートが施されたメルボルンコーヒーが提供されたほか、カンガルーやコアラのマグネット贈呈、制服を着用しての記念撮影会も実施されています。
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