天空の初日の出 ベストスポット「天竜」から富士山と太陽を望む ANA初日の出フライト(写真32枚)

初日の出×富士山のベストスポット「天竜ポイント」

 ボーイング787-8型機による運航の「初日の出フライト」ANA2018便は、太陽と富士山をあわせて“鑑賞”できる「天竜ポイント」へ向かいます。天竜川流域の長野県駒ヶ根市上空にある航空上のポイントで、ANAが富士山と初日の出を同時に見られる場所を計算した結果、ここが最適だったそうです。

「本日は『初日の出フライト』、6社10便が飛ぶと聞いておりますが、羽田発着のANAが一番低い高度を飛び、富士山の山頂に一番近いところから初日の出を望んでいただけます」(ANA 代表取締役社長 平子裕志さん)

 ANA2018便の“鑑賞”時における飛行高度は約4000m(1万3000フィート)と、通常の運航時にはない低さ。管制と調整し、できる限り美しく、富士山とその後ろから昇る太陽を“鑑賞”できるようにしたといいます。

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搭乗口も「初日の出フライト」仕様(2018年1月1日、恵 知仁撮影)。

 2018年1月1日(月・祝)の朝は幸い、富士山は雲に隠れておらず、6時45分ごろ「天竜ポイント」で、富士山の後ろから昇る初日の出を望むことができました。

 この「天竜ポイント」でANA2018便は、左右両側の席で初日の出を望めるよう複数回旋回したのち、進路を北東へ。そして7時49分、出発した羽田空港へ着陸。富士山と初日の出の共演を、168名の乗客が楽しみました。

【了】

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Writer: 恵 知仁(乗りものライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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