宅配ロボは自動配送の夢を実現するか クルマの自動運転技術応用 現状どこまで可能? 

2017年に六本木で行われた実証実験の内容は?

 宅配ロボットの開発は2014年にはじまりました。2017年には、宅配寿司チェーン「銀のさら」を展開するライドオンエクスプレス(東京都港区)とともに、六本木ヒルズで実証実験を行っています。

「ロボットを森ビルの中で移動させ、宅配物を届ける実証実験を行いました。ロボットは、その過程でエレベーターの乗り降りを行っています。ちなみに、ロボットがエレベーターを乗り降りするには、エレベーター側の設定も必要です」(ZMP)

 ZMPは今後も、配達員の人手不足などの課題を抱える事業者とともに、さらに多くの実証実験を行いたいと考えているそうです。

「現行のルールでは公道を走るのが難しいとしても、まずは大学構内やビルの中など、狭い範囲内での運用からでも開始できればと考えています」(ZMP)

 公道に出ない短距離の移動にも、一定の需要はあると見込んでいるそうです。

【了】

この記事の画像をもっと見る(2枚)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

2件のコメント

  1. 宅配ロボットよりも、特に今トラックなんかで充当している工場などの敷地内搬送システムの方が使い勝手が良いかもしれない。第一、無人でトコトコ走ってったら、事故以前に無人車ごと盗難される危険性もあるし。

    • 陸上コンテナ船とでも言うべき物を作る方が良いんだな