九州や北海道で大雨による鉄道の運休相次ぐ 運転再開はいつ?
復旧まで時間を要する路線も。
バス代行となる区間も
JR九州とJR北海道は2025年8月15日、今月の大雨による被害で運休している線区の運転再開時期について発表しました。

JR九州では、8月7日から9日にかけての大雨で、日豊本線や肥薩線の一部区間で土砂流入や築堤崩壊などの被害が発生しています。
日豊本線の国分駅~鹿児島駅間は、8月21日の始発列車から本数を減らして運転を再開する予定。西都城駅~霧島神宮駅間については、8月26日の再開を目指すとしています。また、霧島神宮駅~国分駅間は当面バスによる代行輸送を行い、9月下旬の運転再開を目指すとのことです。
同様に肥薩線の吉松駅~隼人駅間でも、9月1日から代行バスの運行が始まります。ただし、列車の運転再開には時間を要するとしており、具体的な時期は未定となっています。
JR北海道の宗谷線では、8月17日の大雨で豊富駅~糠南駅間において路盤流出や道床流出、倒木などが発生。この影響で、稚内駅~音威子府駅間の運転が見合わせとなっています。
復旧の見通しは立っておらず、8月19日から旭川~稚内間でバスによる代行輸送が開始されています。なお、代行バスはJRの乗車券で利用できます。
宗谷線の特急列車は札幌~旭川間のみ上下線で運行され、「サロベツ」は全面運休。普通列車も名寄駅~音威子府駅間で一部のみの運転となっています。
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