エアバス最新鋭機A350-1000初来日! JAL初のエアバス機購入 どんな飛行機?(写真92枚)
エアバスの最新鋭機A350-1000型機が初来日。同機を導入予定のJAL格納庫で、報道陣へお披露目されました。JALはA350の-1000と-900をあわせて31機発注済み。JAL初のエアバス機購入となるこの飛行機、どんな性能を持つのでしょうか。
義理チョコより格好いい飛行機が良いかと
エアバス(本社:フランス・トゥールーズ)の最新鋭機であるA350-1000型機がワールドツアーの途中、日本に初飛来。2018年2月14日(水)、同機を導入予定であるJAL(日本航空)の格納庫(羽田空港)で、報道陣に公開されました。
「義理チョコより格好いい飛行機が良いかと思い、A350-1000を持ってきました」(エアバス・ジャパン 代表取締役社長 ステファン・ジヌーさん)
同機はエアバスの新世代中・大型機A350 XWBシリーズのひとつで、機体はチタン14%、複合材(CFRP:炭素繊維強化プラスチック)53%と、約70%が最先端材料。機内の気圧、湿度を高めに設定可能で、高い快適性を実現したそうです。エンジンも次世代型で静かといいます(ロールスロイス Trent XWBエンジン)。
このたび来日したA350-1000は、その標準型である-900より胴が7m長く、標準の3クラス制で366席。航続距離は1万4800キロあり、北米や欧州にノンストップで飛行できます。エアバスによると、前世代の競合機より運航コストの25%削減を実現しているそうです。
JALはボーイング777(JALでの運航開始は1996〈平成8〉年)の後継として、A350-900を18機、-1000を13機、あわせて31機を確定発注済み。まず2019年度に、国内線での-900運航開始が予定されています。
「飛行機は結構お高いものでして、トータルの金額を見ると、サインするのに手が震えたことを覚えています」(JAL 代表取締役社長 植木義晴さん)
JALのエアバス機購入は今回が初(元JASのエアバス機運航はあり)。B777を6年程度でA350にする計画です。
【了】
Writer: 恵 知仁(乗りものライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
けれども結局はボーイング、つまりアメリカが怖くてたまらんし、元の鞘に収まるだろうな・・・。