「空飛ぶタクシー」もうすぐ実現か エアバスやインテルも本気、その最新事情

ウーバーやインテル、トヨタ子会社も本腰

 もし将来的に空飛ぶタクシーが普及すれば、通常のクルマによるタクシー事業は大丈夫かと心配になってしまいます。そんな未来を予測しているのか、配車サービスのウーバー(Uber)社はすでに空飛ぶタクシーのプロジェクト「ウーバーエア(uberAIR)」やその運航システムをNASAと共同開発すると発表しています。

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Uberの空飛ぶタクシーのコンセプト「ウーバーエア」(画像:ウーバー)。

「ウーバーエア」での利用が想定されるのは、まるで垂直離着陸機V-22「オスプレイ」のように翼の先端の大型ローターの向きを変えられる機体です。ウーバーエアは飛行拠点「Skyport」のあいだを飛行する都市向け交通手段として、ロサンゼルスにて2020年に飛行実験を行い、2028年ごろには商業サービスの開始を予定しています。また、NASAもその無人交通管理(UTM)コンセプトと無人航行システム(UAS)の開発で協力を予定しています。

 さらにインテルやトヨタAIベンチャーズ(アメリカ)など複数社は、空飛ぶタクシーを開発するジョビー・アビエーション(Joby Aviation)社(アメリカ)への1億ドル(約110億円)の出資を決定しています。またヘリコプター大手のベル・ヘリコプター社(アメリカ)も空飛ぶタクシーの開発を表明するなど、まさにいまは業界入り乱れて空飛ぶタクシーへの開発競争が進んでいるのです。

 少し前までは、SFの世界の話だった「空飛ぶタクシー」。しかし航空業界だけでなく自動車業界やテクノロジー業界の働きかけによって、早ければ2020年代にも世界の大都市で羽ばたく姿を目にすることになるかもしれません。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. そりゃ人載せて特定区間飛ばすだけならできるだろうけど…突風や突然の故障は大丈夫なんだろうか?
    あと40分じゃまだまだだろうな。全個体電池の実用化が本命なのかな

  2. 実現すれば正に神の乗り物だな