JAL「ひなまつりフライト」実施 ほぼ女性スタッフだけで便を運航 搭乗客をお見送り(写真35枚)
JALが羽田空港で「桃の節句」にちなみ、「ひなまつりフライト」を実施。同社のさまざまな職種のスタッフが、羽田午前9時45分発のJL663便を見送りました。
トーイングカーも「ひなまつり」仕様に
JAL(日本航空)が羽田空港で2018年3月3日(土)、「桃の節句」にちなみ「ひなまつりフライト」を実施しました。
2009(平成21)年から始まった「ひなまつりフライト」は、同社の社員有志で構成される「CLM(コミュニケーション・リーダー・ミーティング)」が発案したイベントで、今年で10回目。例年、女性社員だけで飛行機を運航するイベントとして実施されてきました(今回は機長のみ、男性の馬場照久さん)。毎年恒例というだけあり、近年は「『ひなまつりフライト』を目当てに乗る人もいるようです」(JAL広報担当者)といいます。
今回フライト対象となった便は羽田午前9時45分発、大分午前11時30分着のJL663便。搭乗開始の午前9時25分が近づくにつれて、10番搭乗口には多くの旅客が詰めかけます。
それを迎えるのは11名の女性社員たち。弦楽器による優雅な演奏をバックに、キャビンアテンダントやグランドスタッフのほか、整備士、保安検査などさまざまな職種のスタッフが「ひなあられ」と「手書きメッセージ」を笑顔で配りました。JALによると「手書きメッセージ」の内容はひとつずつ異なっており、搭乗への感謝をつづっているとのこと。
搭乗客163名全員がJL663便に乗り込んだあとは、スタッフによるランプ(駐機地域)での見送りです。JALのロゴマーク「鶴丸」と「ご搭乗ありがとうございます」と書かれた横断幕を手に、各人が同便に向かって手を振ったり、「いってらっしゃいませ」と書かれたピンク色のうちわを振ったりしていました。
この日はランプで荷物を運ぶトーイングカーや、整備士が着用する安全ベストも「ひなまつり」仕様で、見た目も華やか。スタッフによるお手製とのことです。
イベントに参加した2009年入社の整備士、鈴木ジャネット麻理絵さんは、「『ひなまつりフライト』は今回で2回目の参加。普段と変わらない作業を心がけました」と感想を話しました。
広報担当は「このイベントの特徴は、なんといっても手づくり感にあふれていること。来年も実施する予定ですので、皆さまお楽しみに」としています。
【了】
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