飛行機内インターネットどう高速化? 拡充するサービス、通信量増大への対処は

飛行機内のインターネット通信環境は少しずつ改善されてきましたが、そもそもどのように通信しているのでしょうか。拡充する機内Wi-Fiインターネットサービスとそれにともなう通信量増大を見越した、高速化への動きも活発になっています。

航空会社、通信会社、衛星通信会社がアライアンスを結成

 いまや空の旅でおなじみとなった「機内Wi-Fiインターネット」。2017年6月にJAL(日本航空)が国内線で無料化を発表したのに続き、ANA(全日空)も同年12月に国内線での無料化を発表、2018年4月1日より実施します。数年前に比べ各段に整備された飛行機機内のインターネットサービスですが、将来的には、新たに打ち上げられる通信衛星を利用した高速ブロードバンドインターネットが地上で、そして飛行機の機内でも利用できるようになるかもしれません。

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Wi-Fiインターネット、USB充電ポートなど、機内サービスは各社とも拡充を続けている。写真はイメージ(画像:写真AC)。

 従来の機内Wi-Fiインターネットは、静止軌道上の通信衛星が地上の通信局と飛行機との通信を中継することで、サービスが提供されています。また北米では、地上の基地局から飛行機と直接通信するATG方式も展開されています。

 ただし実際の機内Wi-Fiインターネット通信のスピードは、状況により波のあるものでした。これは、通信衛星などから飛行機ごとに割り当てられた通信速度を、機内の利用者で分け合うのが原因です。さらにあいだに通信衛星を挟むことで、地上と比べるとどうしてもレスポンスが悪くなり、またその速度は通信状態や天候によっても左右されてしまいます。

 そうした状況を変えようとする試みとして2017年2月26日(現地時間)、デルタ航空とエアバス、通信会社のスプリント社(アメリカ)とバーティ・エアテル社(インド)、衛星通信会社のワンウェブ社(アメリカ)は、共同で「シームレス・エア・アライアンス」の設立を発表しました。これは衛星インターネットを利用して、機内でも高速かつ低遅延、さらに地上で利用しているモバイル通信サービスがそのまま機内でも利用できる仕組みを実現しようとするものです。

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