黒いクルマは汚れが目立つ? それでも人気のワケは 専門家に聞く、その魅力と洗車術
黒いクルマ、どう手入れすれば?
――黒いクルマはどのように洗えばよいのでしょうか。
まず水洗いでボディの砂を落とすことが大切です。たとえば、いきなり洗車機に入るとボディーを傷める原因になります。この砂が傷の原因になるので、定期的に洗車し、それを極力付着させないことが重要になってきます。砂がついているところに雨が降れば、砂団子ができるように固まってシミになります。こうなると厄介で、除去しようとしてごしごし拭くので、余計に線傷ができ、それが乱反射するため、光沢感がなくなってくるのです。
――ほかに、黒い車の手入れで気を付けるべきポイントはありますでしょうか?
黒い塗料の上にクリア塗料が載っているパール塗装やメタリック塗装の場合は、いくぶん傷が見えづらいのですが、このようなコーティングがない単色のソリッド塗装では余計傷が目立ちます。ボディーコーティングをしておけば、砂も乗りにくく、水とともに流れやすくなります。
また、駐車環境によっても大きく変わってきます。砂ぼこりや雨風にあたる環境でボディーにシミができやすいのはもちろんですが、たとえ屋根付きでも、昼間についた砂が夜露に濡れ、固まってシミになることもあります。夜露にあたらない環境に置いたほうがよいでしょう。
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黒いクルマは傷が目立ちやすいぶん、ふだんからの手入れが特に重要であるようです。ただ、同じことはもちろん白いクルマでも起きているとのこと。日本洗車ソムリエ協会は、「白いクルマも黒と同じように手をかければ、深みのある光沢を保つことができますよ」と話します。
【了】
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