関空で一夜をどう過ごす? 早朝、深夜便利用時に仮眠スペースを確保するには

仮眠の取れる有料施設が半額や割引に その利用術とは?

 関空には、24時間営業の有料ラウンジもあります。ひとつは、第1ターミナル2Fにある「KIXエアポートラウンジ」。ちなみに「KIX」は、関空を表すのに使われる3文字のコードです。このラウンジはネットカフェのように利用することができ、フリードリンク、コミック、雑誌、映画鑑賞などを楽しめ、フードやアルコールの有料メニューもあります。シャワー室(15分510円)も併設されており、ラウンジ利用の場合は310円の追加料金で15分間使用可能です。

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「KIX-ITMカード」は入会、年会費無料(乗りものニュース編集部撮影)。

 ラウンジの半個室となっているブース席は、パック料金であれば3時間まで1540円、6時間まで2670円です。完全個室のファミリールームもあり、3時間パックであればひとり1850円、6時間パックならひとり3090円です。また、オープン席もあり、最初の30分が310円で、時間延長もできます。ただし、18歳未満については時間帯によって利用制限があります。

 いずれの席も部屋も、KIX-ITMカードを提示すると料金が半額(席料、室料のみ)になります。利用しているクレジットカードの種類によっては、利用料金が2時間無料になるサービスもあるそうです。1:00〜翌朝4時までブース席が満席の場合、KIX-ITMカードの一般会員なら、プレミアム会員専用に設けられたラウンジが、その時の空き状況によって使えることもあります。

 施設利用のためにカードを前もって作るのは面倒に思うかもしれませんが、KIX-ITMカードは身分証明書を持っていれば、空港で即時入会可能です。入会・年会費無料で、第1ターミナルの2階中央カウンターと第2ターミナルの案内センターで作ることができます。第1ターミナルは受付時間が午前7時から23時までですが、第2ターミナルは24時間受付。ラウンジ利用料金の割引のほかにも、ターミナル内での飲食や交通機関の割引など、様々な特典があります。ITMは伊丹空港を表すコードで、同空港でも色々な特典が受けられるそうです。

 24時間営業の有料ラウンジふたつめは、エアロプラザ2階にある「リフレッシュスクエア」のラウンジです。個室ブース席(半個室)とふたり以上から利用できるグループルームがあり、フリードリンク付き。個人ブースはフラットシートとリクライニングシートの2タイプで、4時間のパッケージ料金なら2080円、6時間のパッケージ料金なら2680円です。シャワールームもあります(15分500円)。ここも、KIX-ITMカードを提示すれば席料、室料ともに半額になります。
 
 これらふたつの有料ラウンジは、予約不可です。

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コメント

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2件のコメント

  1. 関空は第二と第一の行き来が不便なのがな…空港会社の出資でひと駅延伸しないだろうか

    ファーストキャビンはビジホとカプセルの中間で、ちょうどいいんだよな

  2. 対岸の泉佐野とか日根野にもっとネットカフェやカプセルとか、格安の簡易宿泊的な施設があってもいいと思うのに、カネにならないからなのだろうか。鉄道はとりあえず関空発が23時半ころ、泉佐野や日根野から関空ゆきも5時半ころからあるわけだから、かなりの利用者がそれで空港のベンチで寝なくて済むと思うんだけど。。。