小さな子連れで飛行機旅 移動の負担を減らすには
飛行機の旅で子どものための備えは?
飛行機の旅で、小さな子どものためにどんな備えをしておくと役立つでしょうか。航空会社によって乳幼児向けに提供しているサービスが違うため、まずはどういったサービスが受けられるか確認すると、少しでも荷物を減らすことができると思います。飛行機とほかの乗りものとの違いは、気圧の関係で耳が痛くなる子どもが多いことです。年齢に応じて、離着陸前からミルクを飲ませたり、飴を舐めさせたり、点鼻薬をさしたりするなど、普段から遠出の際に持ち歩いているものに加えて、耳痛への備えをしておくことが肝要といえます。
機内で小さな子どもが退屈しないよう、タブレットやスマートフォンなどで子ども用の動画を見せる家族づれを見かけることが多くなりました。音を出さなくても楽しめるプログラムもあると便利です。また、私(元キャビンアテンダント・ライター)が友人から教えてもらい、なるほどと思ったのが、タッパーに豆類やさいの目に切ったチーズ、きゅうりなどを用意しておき、子ども用フォークあるいはお箸(危なくない年齢になってから)で、自分でひと粒づつ食べさせるという暇つぶしの方法。お腹も満たされ、すぐに飽きることがないというアイデアです。
飛行中、耳痛や揺れ、いつもと違う特殊な環境へのストレスなどからなかなか泣き止まない乳幼児も少なくありません。泣くと体温も上がり、喉も乾きます。降下中からずっと泣いていた子どもに私が着陸後にりんごジュースを持って行くと、泣き止んでゴクゴクと飲んでくれることがよくありました。飛行中は飲む気にならなくとも、着陸すると子どもなりに少し安心して飲みたい気分になるのだと感じました。ジュースやお茶は、そんな時にも活躍してくれます。
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