最近聞かない旅客機個々の「愛称」 日本の航空黎明期から振り返るそのいろいろ
船に名前があるように、飛行機にも機体固有の愛称が付けられているものがあります。かつて日本の航空会社の旅客機でもよく見られましたが、昨今ではとんと目にしません。どのようなものがあったのでしょうか。
かつてメディアでも使用された旅客機の「愛称」だが…?
かつて日本の旅客機には、1機ごとの固有の愛称がついているものがありました。たとえば「よど号」のように、メディアにおいても機種名ではなく愛称で報じられていました。しかし、いつのころからか旅客機の愛称を聞かなくなって久しいのではないでしょうか。
ICAO(国際民間航空機関)に加盟する国の民間機は、機体記号を付けることが義務付けられているものの、機体名を命名することは国際法や日本の法律、条例などでも特にうたわれていません。なおこの機体記号とは、国別の国籍記号と登録記号の組み合わせで表されるもので、たとえば日本の飛行機は、国籍記号「JA」を頭に続く4ケタの数字またはローマ字の大文字が機体に記されています。たとえるなら、クルマのナンバープレートの数字のようなものです。
愛称を付けていた理由について、JAL(日本航空)とANA(全日空)に確認してみましたが、さすがに古い話であり、確たる証拠資料や証言などは得られませんでした。JALの担当者は「当時の慣習からと考えられますが、それを裏付ける文書は残念ながらありませんでした」といいます。
一方で、なぜその愛称を付けたのか、というエピソードは、両社からいくつか聞くことができました。
記事中の記載が「機種毎の愛称(苗字)」と「機体毎の愛称(名前)」がごっちゃに
掛かれていて判り難い。また「J-Bird」でのネタを振ったのに
その後に全く違う話になっているのがおかしい。どうせならそのままJ-Birdによって
付けられた「個別の愛称」を紹介するべきだった。
記事としては練り込み不足なので改訂版を載せてください。
昭和24年の遭難事故に名前が出てくる「もくせい号」は植物の木犀ではなくて天体の木星にちなんだものだったのでしょうか