JAL、オリジナルワインを導入 国際線プレミアムエコノミーとエコノミーで提供(写真15枚)
5種類のブドウの配合にこだわり
白ワインのブドウの配合は、グルナッシュ・ブラン56%、マスカット27.5%、ヴェルメンティーノ12%、ヴィオニエ3%、ゲヴェルツトラミネール1.5%。赤ワインは、グルナッシュ・ノワール57%、シラー24%、マルセラン9%、カリニャン5%、マスカット5%です。「機内は騒音があり、研究によると騒音は渋みの成分を助長させる効果があるので、あまり渋みのあるものは向きません。また、乾燥もしていることからライトめで香りが捉えやすいワインを造ろうというなかでこういった配合になりました」と大橋さんは説明します。
ワインテイスターの大越さんは2015年11月からJALのワインアドバイザーを務めており、ファーストやビジネスクラスのワイン選定にも関わってきました。機内食は肉もあれば魚もあり、和食もあれば洋食もあるという多様性のなかで、食感に重きをおいてマリアージュを考えたと話します。
「機内の食事は柔らかいものが多いので、ワインも同じような食感のものを合わせていくというのは、ペアリングにもマリアージュの世界にも存在します。テクスチャーを合わせるといったところに、寄せていければと思いました。また、ワインは香りを楽しむものでもあり、マスカットは香りのキーにもなっています」(大越さん)
「DOUBLE "O"」は、2018年8月1日(水)からロンドン線とパリ線で提供を開始し、その他の路線にも順次導入していくとしています。また、同ワインは、日仏友好160周年を記念して7月からパリを中心に開催される文化芸術イベント「ジャポニスム2018」の広報企画のひとつにもなっており、ボトルには「ジャポニスム2018」のロゴ入りラベルが期間限定で貼られます。
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