スターフライヤーがA320-200の新造機を受領 国際線用に前後の座席間隔を拡張

スターフライヤーが、冬ダイヤから運航を予定しているA320-200の国際線用新造機を受領したと発表しました。客室仕様や各種機内設備など、より快適で利便性を高めたデザインになっているといいます。

ラバトリーやギャレーを効率良く配置できる技術「スペースフレックス」を採用

 スターフライヤーが2018年7月9日(月)、A320-200の新造機JA25MC(機体番号)を6月21日に受領したことを発表しました。

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スターフライヤーは国際線に投入予定の新造機JA25MCを受領した(写真:スターフライヤー)。

 同機は10月28日(日)から就航する国際線に投入する機材で、客室仕様や各種機内設備など、乗客にとってより快適な空間となるよう工夫を施しているといいます。

 具体的には、エアバスの最新技術「スペースフレックス」の採用により、前後の座席間隔がより広くなりました。「スペースフレックス」とは、機体最後方の圧力隔壁とギャレー(厨房)間の使われていなかったスペースを利用することで、ラバトリーやギャレーを効率良く配置し、客室空間を広げる技術です。これにより、座席数は従来通りの150席のままシートピッチを広げられ、現行の34インチから35インチになりました。これまで背もたれを倒せなかった非常口座席のリクライニングも可能です。

 さらに、AC電源の位置をより分かりやすくし、座席番号やラバトリーなどの各種表示にはユニバーサルデザインを採用。USB電源は従来より早く充電ができるようになるなど、利便性を高めました。

 ラバトリーは、床と洗面台を同社のシンボルカラーである黒を基調としたシックなデザインに変更。また、車イス利用の乗客もひとりで便座に移動できるよう、入口左手に折り畳み式のイスが設置されました。壁紙は和紙のようなデザインで、日本の航空会社らしく「和」を感じられるデザインにしたとのことです。

【了】

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