現役パイロット、CA、整備士が語る退役機「DHC8-Q400」 JACの特注仕様とは(写真13枚)

ジャルパックとJACが実施した2日間の「DHC8-Q400退役ツアー」。その初日にはパイロット、CA、整備士によるトークショーが行われました。一体何を語ったのでしょうか。

「どの席からも景色がきれいに見える」Q400

 JACは、退役したQ400のほか、サーブ340B型機、ATR42-600型機、ATR72-600型機を使用。CAはそれぞれの機材に乗務します。

 塩屋さんは、「Q400はスピード感があり、高翼機なので景色がどの席からもきれいに見える飛行機。サーブは搭乗客と一体感を感じられる好きな飛行機。ATRは後ろから搭乗する新鮮な飛行機」と、CAならではの視点で特徴を述べました。

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トークショーの様子。左から酒井弘明さん、酒井昌輝さん、塩屋静佳さん、松尾和浩さん(2018年12月1日、伊藤真悟撮影)。

「私にとってQ400は、入社してからYS-11、サーブに続く新しい飛行機だったので、心待ちにしていました。新車のような匂いを感じられたのも初めてでしたし、当時は北海道まで就航していたので、いろんな景色を見せてもらった飛行機でした」と思い出を振り返っています。

 プロペラ機ひと筋に整備を行う松尾さんは、JACの飛行機について、Q400がカナダ、サーブがスウェーデン、ATRがフランスと、製造国がそれぞれ異なり、仕組みも違うため、整備をするうえで非常に勉強になっているそうです。

 また、JACはカナダのボンバルディア社からQ400を購入するときに、特別注文で、機体すべてに錆(さび)止め処理を施しているとのこと。ただし、どうしても翼に錆が出てしまうことがあり、それを取り除くのに苦労したそうです。

 退役したQ400は、垂直尾翼のJALのマークや、胴体の社名を消して売却されます。松尾さんは「Q400の退役は寂しいけれど、まだまだ使えます。新しい場所で活躍することを期待しています」と退役機の新たな門出にエールを送りました。

【了】

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