東海道新幹線の速度向上に貢献 N700系の試作車X0編成、「リニア・鉄道館」で展示へ

JR東海が「リニア・鉄道館」で、新幹線N700系量産先行試作車(X0編成)の展示を新たに始めます。3両を屋外に設置し、車内では飲食も可能。これに伴い117系電車は移動、クロ381形電車は展示を終了します。

屋外に3両を展示 車内で飲食可

  JR東海は2019年5月17日(金)、新幹線N700系の量産先行試作車(X0編成)を「リニア・鉄道館」(名古屋市港区)で新たに展示すると発表しました。

「リニア・鉄道館」では現在、歴代の新幹線車両を6形式10両展示しています。7月17日(水)からは、7形式目となるN700系X0編成の3両がこれに加わります。

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試験中の新幹線N700系量産先行試作車(画像:JR東海)。

 X0編成は、新幹線700系の次世代車両として2005(平成17)年に導入。日本の新幹線で初めて車体傾斜システムを搭載し、東海道新幹線での最高285km/h運転に向けた試験などで累計130万kmを走破しました。2009(平成21)年には330km/hの速度向上試験も実施されています。

 その後、さらに新型のN700S確認試験車が2018年3月から走行試験を開始。これに伴い、X0編成は2019年2月に試験車両としての役割を終えました。

「リニア・鉄道館」に展示されるのは、X0編成16両編成のうち、1、8、14号車の3両です。屋外に展示され、車内見学が常時できるほか、飲食もできます。

 なお、これまで屋外に展示されていた117系電車は、3両のうち1両が屋内の収蔵車両エリアに移されます。残る2両は展示を終了。収蔵車両エリアにあるクロ381形電車(クロ381-11)も6月7日(金)に展示が終わります。

【了】

【画像】建物の脇にN700系を展示

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コメント

5件のコメント

  1. せっかく土地の余裕のありそうな埋立地に"博物"館をオープンしたのに、玉突きで「展示物をなくす」策を取るのは本当にガッカリする。中古車のディーラーじゃないんだから。
    展示物を順調に増やし続け、蒸機も維持してる明治村の精神を少しは見習って欲しい。

    • ただのショールームだったんだよな。

  2. さいたま・京都に比べてリニア・鉄道館の展示の薄っぺらさに地元民としてがっかりする。

    「リニア(JRマグレブ)と東海道新幹線すごいでしょ館」としてはよくできてると思うけど。

  3. 先月行ったばかりなのだが正直がっかりした。車掌シミュレータとかは目玉かも知れないがそれ以外はうーん……確かにショールームといった雰囲気が強いかも。あくまで「リニア・新幹線館」だよなあと。

  4. リニア鉄道館より何気に立ち寄った四国の西条の資料館みたいな施設のほうが記憶に濃いけど何でだろうか?
    新津とか津山とか規模は比較にならんけど逆に土臭さがよいのかもね?
    まあ元々JR東海は何かと誰が為の鉄道か?を見失ってる会社なので展示品にその傾向が出てますよね