観光列車「海里」10月登場 料亭・イタリアンの料理と日本海の景観を車内で JR東日本
JR東日本の羽越本線を走る観光列車「海里」のデビュー日が決定。日本海を眺めながら、酒田行き下り列車では新潟の料亭による日本料理が、新潟行き上り列車ではイタリアンがそれぞれ楽しめます。
「ダイニング」車両で料理を提供
JR東日本新潟支社は2019年6月27日(木)、新潟・庄内の食と日本海の景観を楽しめる観光列車「海里(かいり)」を、10月5日(土)から新潟~酒田間で運転すると発表しました。
「海里」は、ディーゼルハイブリッドのHB-E300系(4両編成、新造)を使用します。1号車(30席)は窓側に向けた2人掛けリクライニングシート。2号車(32席)は4人掛けコンパ―メントシート8室で、座席はフロフラットにして足をのばしてくつろげるといいます。3号車は売店とイベントスペースを設置。4号車(24席)は食事を楽しめる2人掛けと4人掛け座席を備えたダイニング車両です。
1・2号車は駅などで購入できるきっぷで乗車が可能。4号車は、旅行会社がきっぷと食事などをセットした商品として発売します。
食事は、下り列車(酒田行き)では新潟の料亭「行形亭(いきなりや)」「鍋茶屋」「一〆」が調理した四季折々の日本料理を提供。上り列車(新潟行き)ではレストラン「アル・ケッチャーノ」(山形県鶴岡市)のオーナーシェフ奥田政行さんが監修し、「アル・ケッチャーノ」のシェフが調理したイタリアンを提供します。食器は上下列車とも、新潟の老舗洋食器店「大橋洋食器」によるオリジナルの物が使われます。
列車は金曜と土休日を中心に、新潟~酒田間を1日1往復運転。下りは新潟10時12分ごろ発、酒田13時19分ごろ着、上りは酒田15時02分ごろ発、新潟18時31分ごろ着です。
【了】
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