台風19号、タクシーも動かない可能性 社員の安全優先「運行中止もあり得る」

大型で非常に強い台風19号が接近するなか、鉄道や航空で計画的な運休が行われますが、タクシーも運行中止の可能性があります。

台数減、予約不可の可能性も

 2019年10月12日(土)にも、関東または東海地方に上陸すると予想されている台風19号。鉄道や航空などで計画的な運休が発表されていますが、タクシーにおいても、各社が対策を検討中です。

Large 191011 taxitaifu 01

拡大画像

三和交通のタクシー(2018年12月、中島洋平撮影)。

 横浜や東京、埼玉に拠点を持つ三和交通(横浜市港北区)は、社員の安全を優先するため「全社的に運行中止を判断することもあり得えます」と話します。

 国際自動車(東京都港区)は、動ける社員のみで走らせるため台数減が考えられるほか、状況に応じて出庫中のドライバーにも帰庫するよう命令する場合があるそうです。

 大和自動車交通(東京都江東区)も、「基本的には台風でもタクシーは動きますが、出社できない者も出てくるため、台数は減るでしょう」とのこと。

 日本交通(東京都千代田区)は、10月12日(土)から翌日にかけて、東京都内でタクシーの予約を受けられない可能性があるとウェブサイトで告知しています。現時点で運行の予定に変更はないものの、悪天候で問い合わせが集中することが予想されるため、事前に注意を呼び掛けているそうです。

【了】

【写真】赤く点滅するタクシーの行灯、その意味は「緊急」

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。