アメリカ陸軍向け「無人戦闘車」初公開、地上戦力も無人化へ 付属ドローンで偵察も

軍事兵器の無人化の波は陸上にも広がりつつあります。

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テキストロン・システムズ社が開発したRIPSAW M5無人戦闘車両(画像:テキストロン・システムズ)。

 2019年10月14日(月)、アメリカの防衛・航空関連機器メーカーであるテキストロン・システムズ社は、ワシントンDCで開催されている武器展示会「AUSA2019」に、無人戦闘車両(UCV、Unmannned Combat Vehicle)「RIPSAW M5」を出展しました。同社はこれを「ロボティック・コンバット・ヴィークル(Robotic Combat Vehicle)」と称しています。
 
 展示車は30mm機関砲塔を装備していますが、テキストロン・システムズ社は、汎用型の戦闘用プラットフォームとして開発しており、機関砲塔だけでなく対戦車ミサイルの発射装置を備えられるなど、多用途に使用可能としています。360度にわたって警戒する各種の高度なセンサーシステムを搭載し、最大速度は約64.4km/h。ネット上で公開されている動画では、これを遠隔操縦する様子や、車体後部に搭載したドローンを上空に浮遊させ、そのドローンに搭載したレーダーで高所より周囲の警戒監視をする様子などが確認できます。
 
「RIPSAW M5」は、アメリカ陸軍の次世代戦闘車両(NGCV、Next Generation Combat Vehicle)計画の一環で、テキストロン・システムズ社が開発したものです。

【了】

【写真】無人のため車体、砲塔とも扁平な「RIPSAW M5」

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