駅名は公園、女子大、中学校… 千葉北部の環状線、山万ユーカリが丘線に乗ってみた
千葉県北部、京成線のユーカリが丘駅からテニスラケットのように突き出た環状線。これは山万ユーカリが丘線で、路線と一体になったニュータウン内を、ゴムタイヤで非冷房の電車が1周しています。
どこまで乗っても一律運賃
首都圏の路線図を見ていると、千葉県内を走る京成線のユーカリが丘駅から、テニスラケットのような形をしたユーカリが丘線が出ていることに気付きます。一体どんな路線なのか、乗りに出かけました。
訪れたのは京成上野駅から京成線で50分のところに位置するユーカリが丘駅です。時刻は7時半を少し過ぎたところ。ちょうど列車が到着したタイミングなのでしょう、ユーカリが丘線の改札を大勢の人が足早に抜け、京成線の駅に向かっていきました。
一方、これからユーカリが丘線に乗ろうとする人は……私ひとりでした。運賃表によれば、どこまで乗っても運賃は一律200円で、券売機は「大人」「小人」「人数」のボタンしかない非常にシンプルなもの。今回は、あちこちめぐりたく、1日乗車券を窓口で買い求め、ホームへと向かいました。ちなみに改札は、首都圏では珍しくなったICカード非対応です。
列車はユーカリが丘駅で折り返し運転を行います。到着した3両編成の列車からは30人ほどの乗客が下車しました。入れ替わりで乗り込み、運転士が一番後ろの車両から先頭に移動しているのを窓越しに眺めていると、ほどなくしてドアが閉まり、発車。ホーム、および車内でのアナウンスは特段ありません。車内には冷房設備がないようで、窓が開けられていました。ロングシートの車内は閑散としており、ユーカリが丘駅から乗車したのは、結局私を含めて5人ほどでした。
> 一方、これからユーカリが丘線に乗ろうとする人は……私ひとりでした。
1人だったって煽っておきながら、結局5人いたのかよ。