暫定2車線高速のワイヤーロープに課題 死亡事故減少も接触事故・通行止め増 対策は?
ワイヤーロープ 8割の事故車両が「自走不能」に
日本海東北道では新潟県内にもワイヤーロープ設置区間がありますが、同区間の事故による通行止め回数は、ワイヤーロープ設置前は7回(2016年)だったものが、設置後は20回(2017年4月からの1年間)に。通行止めの累計時間は17時間47分から、42時間31分に増えました。全国で見ると、事故による通行止め回数は前年同期比較で55回から180回に増加しています。
国土交通省高速道路課によると、設置前は中央分離帯のラバーポールなどに衝突しても自力で戻り、そのまま走り去っていったケースが相当数あったものの、設置後はワイヤーロープに接触した車両が跳ね返ってくるようになり、事故件数の増加につながっていると見られるとのこと。よって、ワイヤーロープ設置により事故が“増えている”とは、一概には言えないそうです。
しかしながら、ワイヤーロープへの接触事故は、8割の車両が「自走不能」になっているなど、損傷は小さくはありません。このため国土交通省では、ワイヤーロープの支柱に色をつけ視認性を向上させる、路面標示により注意喚起を行うといった対策も行っています。
秋田河川国道事務所は、「ワイヤーロープにより、まかり間違えば死亡事故になっていたケースも防げています。この冬の状況を踏まえ、さらに必要な対策を施していきます」としています。また国土交通省では今後、1500km以上の対象区間について、おおむね2023年までにワイヤーロープの設置を完了する方針です。
【了】
その件数分、対向車の運転手が守られたのに、なにYahooニュース向けの煽り記事書いちゃってるの?
暫定2車線を完成4車線にするのが一番の対策だと思う。
暫定2車線道路は「高速道路」と呼びたくない。