軽自動車のナンバー なぜ「黄色」なのか? 実は昔は「白」だった 変更された理由とは

なぜいま普通車と見分けづらい「軽の白ナンバー」できた?

 軽自動車における80km/hの速度制限は2000(平成12)年に撤廃され、やがて高速道路ではETCも普及しました。前出の「オリンピックナンバー」や、それに先立ち交付された「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」(現在は申し込み受付終了)で「軽自動車の白ナンバー」が登場した背景には、普通車と軽自動車の区別をしやすくする必要性が低くなったことが挙げられます。

「ラグビーナンバー」で初めて「軽自動車の白ナンバー」が登場した当時、国土交通省 自動車情報課は「軽自動車用はあくまで黄色が標準」と話していました。普通車と同じように白地になったことについては、「デザインがたまたま白地だったから」とのこと。現在のところ、「オリンピックナンバー」の終了後に「軽自動車の白ナンバー」が交付される予定はありません。

Large 191203 keinumber 02
オリンピックナンバーにおける「軽自動車の白ナンバー」。右上に大会エンブレムがあしらわれている(2019年1月、乗りものニュース編集部撮影)。

 ちなみに、「オリンピックナンバー」における「軽自動車の白ナンバー」(自家用軽自動車用「図柄なし」ナンバープレート)の申し込み件数は、国土交通省 自動車情報課によると、2019年11月末時点で118万6547件に達しているそうです。申し込みは2020年9月まで受け付けられます。

【了】

「黄色の縁取り」の軽自動車ナンバー

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

2件のコメント

  1. 速度制限は小型自動車や普通自動車と同じになったけどトルクがないから上り坂で自然に速度が落ちて渋滞や事故を引き起こす可能性があがると思います。
    いままではナンバープレートを見て上り坂になる時に注意してればよかったけどいまだと封印の有無じゃないと判断できない。
    国交省がお金を稼ぐための施策なんじゃない?

  2. ETCの普及で頻繁な目視確認が必要なくなったからでしょうね。
    フロントガラスに貼る車検シールは色が違うので、比率的に少なくなったETC非装着車くらいなら、料金所で確認するのに不都合は無い。